その中国政府の決定に対して、岸田総理は撤回しろ!と伝えたそうですが、中国政府は中国国民の声に耳を傾けることが最優先なので、この政治的決定は十分想定されているものだと思ってました。
でも、農林水産大臣は「中国がここまで厳しい対応をしてくるとは想定してなかった・・・」と発言。
え!?まじで?って感じ。
一般人でもわかる、一番はじめに想定されるべきリスクなのにそれを全く想定しなかった。別のルートを事前に確保するなりの対策もしなかったのは、日本の安全保障を軽視した政府の責任だと言わざるを得ないですね。
今回の件で日本の水産業者は大きな損害をこうむることが予想されるけど、これに対して政府は再び税金投入の対処療法で支援するという動きをするでしょう。”何事も起こらなかった”かのように国民の目は再び塞がれるでしょう。
私の中国人の友人達の意見を聞いてると、やはり一般的な中国国民にとって、東電の信用は地に落ちてるなと感じます。
福島第一原発事故が起こった後、東電は政府とグルになって自分たちの責任問題にならないように、都合よくデータを改ざんしたり隠ぺいをしていた事実が発覚しましたが、このニュースは当時から中国では問題になっていて多くの国民に知れ渡っていました。
当時から政府と東電に対して中国国内では批判的な声が多かったんですよね。
その延長線上で福島を中心とした日本の水産物に対する輸入制限がかけられてたわけです。なので中国国民の不安を掻き立てたという意味で、日本の責任は大きいと思います。
地震や津波の被害想定を過小評価し、
福島第一原発の安全装置をきちんと整備して建設してなかったこともその後明らかになって、その結果あのような状況が引き起こされてるわけで、、、、
その当事者の東電と政府自身が、もう終わったことだからいいじゃん!汚染水保管場所がないんだよ、仕方ないじゃん!安全だよ!中国や韓国はそれを理解してくれ!って言っても、それを言ってる彼ら自身が実際にデータを隠ぺいして改ざんしてたわけでさ、当事者が何言っても信用がないんですよね。いくらIAEAの調査が入ってるとは言ってもね中国の疑念は拭えなかったんです。
だからこの中国の決定は仕方ないし受け入れるしかない。
それより問題なのはこの状況を事前に想定して、対策してなかった日本政府です。
それで漁業関係者が損害を受ける→それをまた税金で支援する。
自分たちの失策の責任を国民に取らせて、問題ないかのように見せるのうますぎる。
事前にほかのルートを確保できていればそもそも税金投入して支援する必要もなかったし、中国リスクがあってもその損害を最小限に抑えられてたはずなのに、その失策に対する政府の責任は誰も取らないで、同じことばかり繰り返してますよね。
もう見飽きましたw
政府主導の対策の優先順位が”まず税金投入!!”ってのが、国民の負担に頼りすぎてる気がしていまいち賛成できないんだよなぁ。。。