お盆の時の不思議な話。
何年も前の話だけど、
お盆の日に実家で提灯を出す手伝いをしてる時に、
まだ昼間だというのになぜか強烈な眠気に突如襲われ、
「ちょっと寝るわ・・」と言って自分の部屋で眠りについた。
そしたら夢を見たんです。
その夢が不思議な話で、
その夢の中では、第3者の視点で見てるんだけど、自分の部屋に小さなちゃぶ台が置いてあって、そこに自分と、死んだはずの二人の祖父母がいるんです。
え!なんでいるの?と私が聞くと、
祖父が「もうお盆だから、帰ってこないといかんからね」と言うわけです。
祖母はただニコニコ笑ってるだけで、生前と変わらず物静かな感じだったんだけど、
そこで祖父がおもしろい話をしてくれました。
なぜ先祖がお盆になったら帰ってくるのか?
その疑問に答えてくれたのです。
それは私が興味本位で「なぜおじいちゃんたちはお盆の日にわざわざ帰ってくるの?」と聞いたからなんだけど、祖父はちゃんと答えてくれました。
祖父「いやいや、別にお盆じゃなくてもいいんだよ。だけど、この世の人間がお盆に帰ってくるものだと信じてるでしょ?だから、それに合わせて帰ってきてるんだよ」と言う。
私「じゃ、いつでも帰ってこようと思ったら帰ってこれるの?」
祖父「うん、そうだよ。でも、帰ってくるためには、こっちの世界に自分のことを想ってくれる人がいないとダメなのさ」
私「どうゆうこと?」
祖父「あの世の人間が帰ってきたい!と思ったからと言って帰ってこれるものじゃないんだよ。そうゆう風なシステムじゃない。こっちの世界の人間が死んだ後もその人のことを想ってくれるとね、その人の想いが光の道となって、我々が帰る道を照らしてくれる。だから道に迷わずその人の所へダイレクトに帰ってこれるのであって、それがないと道が分からず迷ってしまって帰れない。だから死んだ後も想いを向けてくれる人がいるのは幸せなことだ」と言うわけです。
私「なるほど、、、」
話を聞いて妙に納得したというか、本当になるほど。と思いましたw
多分そうゆう仕組みになってるんでしょう。
我々の想いこそが帰る道を照らすと。
またお盆の時期がやってきます。