安保法案を成立させたい安倍政権の真意
この間も安保法案について書きましたが、今回もすこし。
なんか国会が荒れてるみたいですね!
でも、民主が強行反対!って言うのはどうなんだろう?
民主が政権握ってた時の得意技が強行採決だったくせにっ!!笑
ご存知の通り
私は今回の法案には賛成の立場です。
もちろん「僕は反対だよ!」という方も多くいると思います。
両者の立場は違えど、日本のことを思っているからこその真剣な議論。
そして根っこは、どちらも「戦争反対!平和賛成!」なはず。
両者の思いを尊重します。
今回は意見の対立を超えた考え方で見てみます。
集団的自衛権には賛成だ!
中国の脅威に対抗するため賛成だ!
戦争にできる国になるから反対だ!
今までの平和が脅かされるから反対だ!
色々な意見がありますね。
安保法案と言っても色々な側面があるから、全部その通りなのかもしれません。
しかし最近これらの議論にあまり意味を感じません。
表面的で、焦点がずれてるような腑に落ちない気持ち。
どれだけ時間をかけて議論した所で、答えは出ないし、結論も出ない。
100%の国民がYES!というような答えは存在しないからです。そしてこの議論には日本が置かれている状況を打破する力は恐らくありません。国民の声を聞くのもいいが、決めるべき人の判断で決めていかないと何も前に進まないと思います。
国民が議論するのは、政治に関心を抱くという意味ではいいかもしれませんが、答えが出ない議論に終着点はありません。議論をすること自体が目的になっている気がします。
むしろ議論すればするほど迷い、決められなくなるだけです。それでは何も進みません。
実際は安保法案に対する決議は唯一政治家の手に委ねられている。国民に選ばれた人が決断する。事を進めるためには、これが一番良い方法でしょう。
今回の安保法案に対して、国民の意見は、大きく賛成・反対と2通りに分かれていますね。
どちらにも正義がある。
しかし、出された法案に対して賛成だ反対だと主張する前に、
まず第一に「なぜこの法案が出されたのか?」「なぜ今この時期なのか?」
政権の真意を理解しておく必要があると思います。
今回の法案、安倍総理はすごく急いでますよね。
なぜなんでしょう?
急がなくてはならない理由があるのでしょうか?
安保法案を今この時期に急いで整える必要があるのはなぜなのか?
安倍政権の真意は?
自分なりに「なぜなのか?」を考えてみました。
すると、1つの事実が浮かび上がります。
その事実とは、
「戦争したくなくてもすぐにでも戦争が起きる状況に今の日本が置かれている」ということです。
恐らく近い将来、戦争が起こる。
その可能性が高いと政府は判断しているということです。
この事実が安保法案の前提にあるのであれば、
賛成か反対かに関係なく、戦争が起こる時に備えて今すぐ法整備を整えておく必要があると思います。
実際に戦争が起こってから法整備を整えていては間に合わない。
なので、今急いでやっている。
これが安保法案成立が急がれている本当の理由だと思います。
憲法9条とか、集団的自衛権とか、そうゆう議論を超えて、
事実として、日本が”まさに今”そうゆう状況に置かれている。
そうであれば、意見の相違で日本人同士が対立している場合ではなく、
この置かれている事実に対して、具体的な対策を実行していくしかない。
その最善の策が安保法案だということです。
日本を守るために今必要な対策なのでしょう。
今必要なのは意見を述べることよりも、日本が今直面している問題に備えた迅速な対処です。
政治家は、政治のプロです。
我々国民よりも、はっきりと今の日本の危機的状況を知っていると思います。
我々が知らない多くの事実も把握してるはず。
そうゆう全ての情報を色んな角度から分析し、日本にとって最善の道を探っていくのが彼らの役目です。
彼らの肩には多くの日本国民の運命がかかっている。
先が見えない中で下さないといけない決断。
その責任とプレッシャーは相当なものでしょう。
自分にはできません!
しかし、それが政治家の役目。
国民の声に惑わされることなく、自分の信念に正直に決断していってほしいなと思います。
このように、
政権の真意を読み解くと、こういった事実が裏に存在しているのが見えてきます。
有事の際100%の力を発揮できるよう、今の内に準備万端にしておきたい。
それが結果として戦争を遠ざけ、日本の平和を守ることに繋がるのだ。
これが安保法案成立を進めたい安倍政権の真意ではないかと私は思いました。
さて、どうゆう判断を下すのか?
あとは待つことにしましょう。