アメリカ合衆国憲法修正第13条
演出の森さんから教えていただいた
Netflixのドキュメンタリー『13th』を先日早速見た。
アメリカ合衆国憲法修正第13条についてや、今なおある【差別】についてのドキュメンタリー。
これはパレードを上演するにあたっても貴重な言葉の数々だった。
1915年に作られた『國民の創生』という映画。
今回のパレードが様々な人に見ていただき、今なお続く【差別】について考えてもらえたらと思うように、この映画ではその時は正義とされたのか
黒人男性は白人女性を脅かす生き物
として描かれている。
今、例えばテレビでのニュースを信じるように人々に価値感を根付かせる映像の力の恐ろしさを感じる。
そして僕の世代でも知っている政治家からの恐ろしい差別の言葉の数々。
昔の話ではなく2000年を過ぎても今なお繰り返されている知らなかった事実にただただ言葉を失った。
そしてこのタイトルにもなっているアメリカ合衆国憲法修正第13条
奴隷解放がありながらも、落とし穴のように受刑者は除くという文字。
なにもいていないのに黒人というだけで拘留され、労働者として働かされる。
無罪が証明されるまでも6年以上過ごす人もいる。
これが当たり前のように行われていた時代。
それがミュージカル『パレード 』が描かれている時代。
明日の稽古も今の時代に通じる事実を丁寧に構築していきたいと思う。
白石拓也