JR天王寺駅改札内で専門という形で古くからあった店である。

今でこそ「エキナカ」で専門業者が店を出す時代だが、国鉄時代

は珍しかった。

印度倶楽部天王寺店

昔っから東跨線橋上にあって立ち食いうどんと双璧をなして

それはもう賑わっていたもの。

今はJR系で新大阪駅にも同じ店があるようだ。

中はこんな感じ

改装されて昔とはカウンターが同じU字形ながら方向が違う。
厨房の向きも…全面的に作り替えられている。昔は食券方式

だったが、今は席で注文する伝票後払い方式。テーブル上には

福神漬け(無着色タイプ)と白いらっきょうあり。

こちらメニュー

種類は豊富になった。が、しかし…

お値段が全体的に\100ほどUpしているヽ(`Д´)ノウワァァン!!。

ロースカツカレー\750

ご飯、ルー共に量は普通である。ルーは相当煮込まれたトロトロ系。

色は焦げ茶ぽく具は残っていない。味わいはかなり甘口で食べ

終わった後に辛さが少し舌に残る。自家製カツも厚みはそんなに

変わっていないだろうが大きさは相当小振りになった。
エキナカカレーとしてはまあまあだが、やっぱり値段設定だろう。

昔のカツカレー大盛りと同じ値段では…

セットで+\100アイスコーヒー。まあ普通。
当然ながら同じ構内のサテンの方が美味し(゚Д゚)ソリャソウカ。

昔は…と繰り返すと年寄りくさくなるが、当時の方がお客さんで

混み合っていた。一仕事終えた乗務員さんもそのまま制服で

やって来てはカレーでお腹を満たしていたものである。

ファーストフードのカレー屋版だったのをちょっとオサレに

本格派としたらお客が減ったと。カレーは確かに美味しくなったが、

値段と味のバランスというのは難しいもの。

 

…残念ながら、天王寺駅リニューアルの波に呑まれて閉店して

しまいました