創業したてのベンチャーに潜む悪魔の囁き | Serial Experiments "ONE of THEM,Inc." / 武石幸之助はかく語りき
創業して2週間経ちましたが、
事務手続き的な話や、その他いろいろなことに気がとられて、
とても無駄な動きが多かったという反省の多い週でした。


小さな資本で創業すると
キャッシュフローなんとかしようとか、拡大と足元のバランスとか、事務作業どうしようとか
非常に「ベンチャー」企業としての判断を迷わせる「悪魔の囁き」が
たくさん浮かび上がってきます。

それは、自分の権限でいろんなビジネスが生み出せたり、
お客様との取引を増やしたりできるものなので、
それで、企業としての仕事量とインカムの目処がついて一安心とか思ってしまう。

でも、そうじゃねーだろ、と、今一度自分で猛省。

ここが陥りがちな罠なんだな、と。

結局、そこに手間取っていたら、
それこそ本当に、どこにでもある会社で、
どこにでもいる駆け出し起業家で終わる。

ネガティブな意味でのワンオブゼムになってしまうわけで。

(もちろん、仕事を作り出せている喜びや、
 お客様との関係性などを否定するわけではありません)

ただ、起業家として
戦いどころを間違えてるとしか言いようがないわけです。

早く拡大をしたいという思いの反面の、
足元の安定化、無収入の状態から仕事を創りだすという感覚こそが
これまでの社会人時代とは異なる感覚であり、同時に落とし穴になっているという
とてもアンビバレントな状況なわけです。

その絶妙なラインのなかでも、戦いどころを間違えず
「企業として一番価値を出せるところに駆け上って、戦って、勝つこと」
に早く至ることが重要なのだと思っています。

1週間のなかで、それに気づくことができて、本当によかった。

とにかく、一日一日の無駄な動きをそぎ落とすよう
来週からは集中し、「会社の未来をつくるために本質的な事」から
目をぶらさないようにしていきたいと思います!

たぶん、今日がその初心にあたる日になるかと思います。

ペタしてね

締切りは創造の母。そして行動の父。