TakのモヤモヤArt日記
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野生の思考

片足は芸術なるものに浸けておきたい、
そんな部外者の戯言、無責任の当事者。
久々に記録をしてみるが、時が経つのは早く、
すっかり身体が麻痺してしまった。
昨日の豪雨でひたひたになってしまった、
公園の木のベンチみたいなモヌケ。

美術館なんて全然行けなくなった。
心が全然求めていない。
そんなでもどうにか片足を浸けておきたい。
細い糸を手繰ったら、音楽があった。
最近、ほそぼそとクラシックジャズを聴く。
そしたら前まで聴けなかった
(何が良いのかまるで分からなかった)
ジャズが心に入るようになってきた。

菊地成孔の「野生の思考」もジャズ聴き始め頃に
挫折した作品の1つ。


話は変わるが、パーソナルな話、
感情がひたひたしている場所がある。

多摩川の河川敷、野球場とサッカー場に挟まれた、
バーベキュー場も近い、ここ。
夏、休日の殆どの時間をここで過ごした。
特になんてこと無いが、風が気持ちよく、
人があまり通らない、桃源郷。
昨日の台風の雨でやられた。

心配になってジョギングがてら、
すごい水害。
でもお気に入りのベンチは事前に撤去されてたみたいで、
そもそもそこには無かった。
何も無かった。
イヤホンからは「野生の思考」

♪ここは 地の涯て
 街に潜む 謎のオアシス
 今日も君を探し 見つける頃は
 紅い空に 鳥が喚くよ
 西に陽が沈み
 闇を照らす月が上れば
 月焼けの肌から かすかに香る
 血と汗と涙と 死の兆
 ホラ 聞こえる
 地鳴りの音
 遠く響く 揺れる
 ねえ こんな前兆なんか
 消しておくれよ
 ファム・ファタール!
 君は悪魔の娘
 ああ またしても ぼくは虜
 月の満ちる今夜
 恐怖の神が 舞い降りてきて
 君を連れ去る!https://youtu.be/-cddmMX84UM

オーセンティックなバーでバーテンダーを目指すことにしました。

数年前から始めたこのブログもめっきり更新頻度を落とし、

ついにアート日記と冠しておきながら、

それらしい記事もほとんど書く気がしなくなってきた最近、

バーテンダーになる決意をしました。


ついに僕の「アート日記」も終わりかといえば、

それは全然違い、濃度が増していくのである。

この辺の思い込みというか、自分自身のマインドコントロールみたいなのは、

僕のある種の特徴なのかなと最近思ってきて、

人からすればこじつけというか滑稽にさえ思えているのかもしれない。

でも仕方が無い。

頭で納得しなければ、前に進めない性格なのだから。


バーで働く、バーテンダー。

半年程前まで半年ほどアルバイトでお世話になっていた、

素敵な街場のバーで今度は社員として働くことにした。

一度他の目標に向って辞めたから、その夢適わず元の鞘へみたいな、

そんなネガティブな雰囲気は多少あるけど、

そんなの自分の問題だから全然気にしないでいこうと思っている。

それよりなぜ僕が最終的にバーを選んだか。

それはバーというのが、アートだからに他ならない。


理想で語っているのではない、経験があってまたやるのだから。

僕が言いたいのはバーテンダーが出すドリンク、そして接客、

それらを総合してみると、アートたりうるということ。

そもそも僕の芸術観はイリュージョン的なもので、

何かが作用または反作用して、事物や事象がもとの形から姿を変える、

というような力、または物語がアートなのだろうなと、

無学なだけに乱暴な言い方が出来る。

その文脈に沿っていけば何でもアート足りうるのだけど、

何でもアート時代にあって問題はないだろう。

中でもバーテンダーの仕事は興味深い。


そもそもカクテルは遊びのドリンクであって、

酒と酒や酒と他のものを混ぜて作るのだが、

生中300円の店の隣で、60mlくらいのカクテルが1500円というのは、

イリュージョンでしかないなぁと。

客は分かっていてそれを楽しまなくてはいけない。

バーは敷居が高くて、値段も高いけど、

それは主客の暗黙のルールや、もっと繊細な魔法のようなものが

存在するからなんだろうなと思う。

それを踏まえてそれを楽しむ、そんな遊び=アートなのである。


そしてそれを成立させるのは店や酒ではなくやはり、

バーテンダーなのだと思う。

バーテンダーには特別な資格はないが、

プロとそれ以前の仕事の差は結構歴然としていて、

一定レベルまでいかないとイリュージョンは起きない。

種や仕掛けを探られるようなマジシャンよりは、

圧倒的な魔法で観客をファンタジーへ連れて行きたい。

そんな技術本意の堅気な仕事なのだ。

真面目な僕にぴったり。


あと、他の職業にはあまり無い、面白い事といえば、

仕事の大半を締める、お客様との会話。

これは想像通り、とてもとても難しい。

とにかく色々な話を聞けて楽しいが、

自分に何もないと何も無い。

素敵な会話がしたければ、素敵な生活をする、

そんな事が大事なのだと思っている。


お笑い芸人という職種の知人を知っているけど、

あれは凄い。

自分の日々の実体験を舞台で面白くさらけ出す。

色んなタイプの芸人がいると思うけど、

僕の知人は自ら異常な道に足を踏み入れようとしていて、

たとえば、金が無いからっていろんな所に借金したり、

いろんな所で働いたり、そして変なものに浪費したり。

それをわざとやって自分の生活をネタにしていく。


そういう身を挺した重みが話の精度を高めているような所がある。

バーでは客と対面して全力でキャッチボールするから、

自分の持っている全要素を投入していく。

その上で自分の経験してきたことや、思考が相手に伝わる。

直接仕事には関係無さそうな経験が、

実は会話のネタになったり、キッカケになったりする、

皮まで無駄にしないみたいなサステナビリティな(絶対使い方違うが)

生活がバーテンダーで実現するのである。

やっぱり、どうせやるなら語りたいという貧乏性もあるし丁度良い。


カクテルもそうだし、混ぜるとイリュージョンが起る。

人と人も混ぜるとイリュージョンが起る。

そんな要素をちゃんと自分の方でも育てていきたいと思う。

もちろんアート要素ばきばきで。


【3H】久々のブログは独りよがりの酷いブログ

酔っている。

いつも通りの哀しみと忘れかけてた悦びが、押し合いへし合いふわふわする。

もう本当に自分がどこに立っているのかさえ、分からなくなってしまった。

良いとか悪いとかはハッキリ分かるのに。

他人の事はすぐに判断出来るのに、自分の事はモヤモヤで。

こんなモヤモヤは学生時代に置いてくるつもりだったのに。


仲の良い友達と一緒に何かしたいねと、それだけのたったそれだけの、

気持ち良いくらいの純粋な、ただそれだけで大学務めを辞めて。

バーで働きながら、夢を語り合い、海外に皆で飛ぼうと無茶を企み。

金が無いからと宿で働いたら、今度は相方が金が無くなり。

仕方ないかと、ゆるりふらりと、時だけは流れ流れて。


金が無くて、小銭も無いくらい、涙が出るくらい何も無くなって、

別れた彼女に恥ずかしい姿をさらし、

家族にも顔向け出来ないような納得いかない生活をし、

希望も野望も飲み過ぎた酒で居場所が分からなくなって、

アスファルトに顔をこすりつけやっと目が覚めた。


光はまだ見えているから大丈夫だと、

それだけが救いなのに、僕は楽観主義だ。


皆が眩しい。

どんな人もこんな暴力的な社会に生きながらえていることに

最高級の敬意を送りたいほど。

でも、絶対に僕も輝けるだろうと信じている。

こんな生活をして自分でまだそんな風に思えるのが不思議だけど。

自分自分ていうのはダサいから、

どうだって良いやってスタンスが基本だけど、

何やったって僕は王道を歩いている気がしている。

僕は健康的な魂を持っていることに関しては疑ってないから。



今日は僕の本当に好きな人達と会った。

気持ちが晴れ渡るような、ぶっ飛ぶ飲み会も好きだけど、

やっぱり今の自分の立ち位置を感じられる、

そんないつもの仲間がいてくれて凄く嬉しい。

自己顕示欲と集団帰属欲みたいなところで、

訳も分からないモヤモヤを押し通しながら進む、

そんな灰色を知ってる人達かなと思う。

結局は我が強いだけで、批判されないのが良いってだけ

なのかもしれないけど、妙に毎回落ち着く環境ではある。

何が書きたいのか全く分からないけど、

とにかく感謝が形として伝われば良いと思う。

死ぬのか俺は。


酒に醒めた。

とにかくメチャクチャやりたいと思う。

笑いながら街を歩く殺人鬼のように。

幼女を犯す神父のように。

世界平和を願うヒッピーのように。

草を食べる養豚のように。



僕は一つも狂ってなんかない。

美しい正しい楽しい世界があれば良いと思うだけ。



久々のブログは独りよがりの酷いブログ。
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