東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト

ご存知でしたか?
ネット上でようやくじわじわと広がりつつある話題です。

つづきから先は私の私見となります。
まずはまとめサイトをぜひお読みください。

詳しいニュースサイト



一見すると『良いこと』に見えるんです。
自分には関係ないように見えますし。でも、本当に関係ないでしょうか。
私とて、小学生の親ですので、小学生向けの小説や漫画に性行為の出てくるもの、
大人向けでも未成年対象に性行為に及ぶもの等は、はっきりと拒否します


規制のないことをいいことに、エスカレートしているのも知っています。
ですが、権力をもってして規制するのは違うと思うんです。

私は一人の親として、国、都道府県、市などから規制をされなければ、子供に対し野放しにしておくことを
恥ずかしいことだと思います。
携帯電話やゲームでもそうですが、渡す前に話し合うこと、約束を破ったら相応の報いを受けること、
読むことと現実の違い、同じ読むならどういうものを大人として詠んで欲しいのか
そういうことを子供と真正面から向き合えないことが問題だと思います。

うちは最初にした約束を破った時は、容赦なく叩き壊します。
壊されたくないのなら、約束を守ればいいのです。
読んでいるものの内容に疑問を生じた時は、先に生きているものとして、
どう思うか、見えるか、真正面から話します。

その際に、なぜ大人の目から見たら、それがよくないのか聞かれることもあります。
当然、それにも答えます。
面倒です。時間もかかります。うまい答えがでてこないことのほうが多いです。

でも、それをするのは、親の責任、使命だと思っています。


娘はこの春で中学生になります。

どんどん私の手を離れ、私の知らない世界が広がって行きます。
ですが、私は彼女の親です。彼女が取捨選択を誤らないように導かねばなりません。
彼女が選んできたものを、頭ごなしに拒否はしません。
自分も読んでみた上で、どう思うかは言います。

私が彼女ぐらいの時よりも、今ははるかに多種多様、雑多です。
周りからの影響も大きいです。
それは自分の子供の頃と比較になりません。
むしろ昔の方がラクだったかもしれません。それぐらい雑多です。

自分の好きだと思うものに意見されるのですから、娘の反発はかなりのものです。
ですが、最近はちょっと風向きが変わってきています。
自分で『考え』始めたようです。


子供と共に歩んで行くのは親しかできません。
国、都道府県等がしてくれるものではないです。


最初に書いた「タバコを吸うおじいさん」にしても、喫煙が気になるのなら、
「おじいさん、身体のためにやめたらいいのにね、そしたらもっと元気に長生きできるかもね」って
一言添えれば十分のはずです。
タバコを悪い!と言い立てて出版差し止めにし、書店から回収するのは、
捕鯨が悪だ、と船をつっこませるどこぞの団体の理屈と同じに見えます。


タバコが身体に悪い。だから子供の目に触れないようにしなくては!  正論です。
クジラは賢い動物で、数も減っている。だから守らなくては!  正論です。
幼児や未成年が性の対象にされるべきではない!  正論です。

正論だから、相手を叩き潰すのは、正しいのでしょうか…


規制は加速します。
思想の自由は規制されつつあるのです。

好き勝手するのが自由ではない。己の責任の取れる範疇ですべきことです。
では、その責任をどうとるか、重い課題です。
でも、少なくても権力で規制されるものではないと思います。


この条例、下手すれば、裸の天使もアウトなんですよ。
ということは、フランダースの犬の最終回、封印です。
ああ、そもそもフランダースの犬は児童虐待になりますね。
それでも、自分には関係ないですか?