11/9~11/11に米子で開催されたようです。

 

どーりで先週月曜日に書いた名犬のブログが速攻削除されたはずです。

直後に学会総会が開かれていたなんて、知らんし。

少しは話題にしていただけたでしょうか😏


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学会総会のプログラムをざっと見てみました。

ほとんどは前立腺、腎臓、膀胱、尿管。

泌尿器科領域ですから。そしてほとんどが対象は男性。

(ちなみに名犬がM医師に言われた「尿道がよじれる」ことはあり得ないそうです。泌尿器科医なのにウソでした。)

 

ロボットは Hinotori (国産;川崎重工とシスメックス*の共同出資の会社製)がとても多くなっています。

いままでの da Vinci は外国の製品です。

ほかにもいくつかの製品が出てきています。

ロボットは今後も変わっていきそうです。da Vinci を2台も買った病院はたいへんですね😏。

 

以下気になるところをpick up しました。



骨盤臓器脱関連では

「ロボット支援仙骨膣固定術の初期経験」という演題が多いです。←初心者🔰が多いということ。

  平塚市民病院、自治医大病院、

  北海道大病院、国際医療福祉大学成田病院、

  イムス東京葛飾総合病院、

  独立行政法人国立病院機構福山医療センター


 その他のロボット支援仙骨膣固定術手術成績等

  聖路加国際、潤和会記念病院、

  高知大学医学部付属病院


気になったのが

  LSC後に骨盤臓器脱を再発した症例に対して再手術としてRSCを施行した1例 長崎大学病院


演目として気になったのは

 泌尿器腹腔鏡技術認定制度の改訂


 JUA/JSERによる重大合併症登録システム

   ←こんなのオープンにならないだろうなぁ


 根治的膀胱全摘と骨盤臓器脱についての実態調査~独自アンケートを用いた多施設調査~大阪警察病院 ←こういう情報をだしてほしい!


 仙骨腟固定術の現状と今後の展望 

 誰にでも安全にできるRASCを目指して ← 誰にでもできるってこわいなぁ


 ロボット支援手術における Nightmare とその対策(多分失敗例)

   直腸損傷後の尿道直腸瘻

   一歩間違えば一大事という経験2例

   ロボット支援手術時の脳ガス塞栓の経験と

      炭酸ガス塞栓 ←こわい!

   重篤なRARC

     (ロボット支援根治的膀胱摘除術)

      術後合併症の2例


*シスメックス社は高額な医療機器を提供し、アフターサポートまでセットで行う会社で定評があります。

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ちょっとわかりにくいでしょうか。


仙骨膣固定術はロボット手術の初心者が多いということです。

また、プロクター認定に関し、他の男性向け手術は40例に対し仙骨膣固定術は10例で取得できます。

泌尿器科って女性のからだには認識が緩いってことだと思います。


名犬個人としては、ロボット手術は受けない方がいいと考えます。

1時間、手術時間が余計にかかるだけ。しかも超低頭位。