私は毎月1回、東京にて経営コンサルタントの先生の講義を受けています。


会社役員として会社経営の様々な側面を学んでいるのですが、いつも思う事は、


これは「食育」の基本と同じではないか。 と、言う事です。


例えば社員教育に於いて、社員の成長を願う経営者の心理を考えた時に、以下の


ような例がありました。


≪お母さんは、自分の子供に立派な大人になって欲しいと願い、小さい頃から母親の


お手伝いを沢山させようと思いました。しかし、なかなか進んでお手伝いをしたがりませ


ん。母親は考えた末に、お手伝い毎に、お小遣いをあげる事にしました。


最初はお小遣いを貰って喜んでいた子供でしたが、次第にお手伝いをする回数も減っ


て行きました。・・・・・なぜでしょう。  そうです、子供はお手伝いが「楽しくなくなった」


のです。何かの対価にお金を貰ってしまうと、それが当たり前になってしまい、交換条件


の中の作業になってしまうのです。・・・・・では、どうすれば良かったのでしょう。


答えは簡単です。最高の笑顔で 「ありがとう」 と言ってあげるだけです。


感謝欲を満たした子供は、次も頑張ろうと思ってくれます。そして、そうした環境で大きく


成長してくれた子供は、「他人の喜びを自分の喜びと感じる」素晴らしい大人になってく


れるのです。≫



この話は、私が食育公演などでお話する内容に、とても似ています。


子供たちは純粋に「褒められたい」「感謝されたい」と思っています。その気持ちに家族が


答えてあげた時に、ちょっと苦手な事も、ちょっと苦手な食べ物も、頑張ってチャレンジして


くれるのです。


又、「出来ていなかった時」「やれなかった時」に叱るだけではなく、「出来た時」「やれた時」


に、一緒に喜んで、一杯イッパイ褒めてあげる事で、子供たちは大きく伸びてくれます。


その可能性を伸ばしてあげられるのは、やっぱり 家族だと思います。



子育ては楽しい!食育は楽しい! と、皆様が心から思って下されば、皆様方のお子様たち


が、素敵な未来を創ってくれるのだと思います。




会社経営の基本も、食育の基本も、私にとっては同じ想いなのです。メラメラ