学童に兄弟を迎えに行くと次男が泣いていた
『どうしたん』
すると別の子が
『たいきくんがね、ゆうまくんを叩いたんだよ』
『えっ、でも、どっちかが悪いってことないからね、ゆうまも何かしたんでしょ』
よくよく話を聞くと、やはりどっちもどっち
でも
次男は手を出さなかった
けんかの理由はどっちもどっちだが
私は次男を誇らしく思った
それでいい
それでいいんだ
手は出さない、足も出さない
するなら口で喧嘩しろ
ちゃんと母のいうことを聞いていた証拠だね
偉いよ、ゆうま
よく我慢したね