私どもは有限責任事業組合という括りですから「組合」です。
組合というと、労働組合や同一事業経営者の集まりのようなイメージを感じます。
しかし私どもの組合は、もっと柔軟に「匠」という概念で様々な職種の様々な人達を組合員にしています。
なので、どんどん仲間を増やしていきたいという思いがあります。
その分、役員の仕事が増えるのですがそれはそれで素晴らしいことですからね。
ところで何故「巧み」ではなく「匠」という文字を使ったのか？
御理解頂けますでしょうか？
匠というのは気高い物です。プライドが高い、でも決して偉ぶっているわけではない。
自分の仕事に対してのプライドです。
だから昔の職人気質ではあっても、別に職人さん達だけが組合員資格を持つわけではありません。
サラリーマンであっても、フリーターであっでも匠の心を持って仕事している言わば「仕事の名人」のような凄い人がいます。
こういう人達やこういう人達になりたい人達の横のつながりを持ってコンソーシアム（共同プロジェクト）を実現するのが、我々の使命だと感じています。
転じて「巧み」にはどうも、小手先で上手いことやっちゃった。
昔、クレイジーキャッツが「無責任数え唄」という曲の中で
やっつけ仕事が図にあたり♪
という、その場しのぎのチャッカリしたズルさを感じちゃうんですね。
「巧妙」とか「巧者」とか、どうも正攻法ではなく奇策を用いるイメージというか。
その点、「匠」は堂々としている印象があります。
雄弁に自分を飾ること無く、それでいてお客さんや同僚には文句を言わさない凄み。
自信、誇りが感じられるのです。
大きな会社に勤めているだけで、自分が偉いと勘違いしている巧みな人達が幅を利かせるこんな世の中だから、私どもは敢えて匠な仕事人を応援していきたい。
そう考えるのです。
コツコツやる奴はご苦労さん♪
今の日本、まさにそんな巧みな奴ばっかりに成り下がっている気がします。
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