美術展の記事が続きます。
一昨日(10/20)、約1ヶ月ぶりに東京都美術館に行きました。
上野公園にも来ていなかったので、少し散策しました。
そのオブジェのゲートを通過すると、正面が花壇で両側に田んぼがあります!
ただし、左側は刈り入れ済み。
ブログ友さんの記事で田んぼがあることは知っていました。
なんとか刈り入れ前に来れました。
心地良い秋の陽射しを浴びながら、上野公園を散策し、久しぶりに着きました。
東京都美術館
メトロポリタン美術館展
開催中
このメトロポリタン美術館展は総作品数133点(絵画54点、彫刻・工芸66点、写真13点)で、
とても多いです。200万点という世界最大級の作品数かつ17の学芸分野にわたる収蔵品を誇る
メトロポリタン美術館の作品の中から、12部門を横断して構成される本展は、とてもバラエティ
に富んだ展覧会です。
17世紀のオランダ・フランドル地方の名画に特化したマウリッツハイス美術館展が高級な懐石
料理なら、メトロポリタン美術館展は高級な食材を使ったビュッフェスタイルという感じです
展覧会の構成は下記で、それぞれで気に入った作品がありました。
(★は今回の展覧会で特に素晴らしいと感じた作品です)
第1章 理想化された自然
1.クロード・ロラン【日の出】
9.レンブラント・ファンレイン【フローラ】
第2章 自然の中の人々
21.ヤン・ブリューゲル(子)【冥界のアエネアスとシビュラ】
25.ピエール=オールギュスト・ルノワール【浜辺の人物】
26.実った大麦のレリーフ(エジプト 第18王朝アクエンアテンの治世 紀元前14世紀)
29.音楽を奏でる男女の羊飼いのタペストーリー(南ネーデルランド 16世紀)
33.ジュール・ブルトン【草取りをする人々】
34.ジャン=フランソワ・ミレー【麦穂の山:秋】 ★
35.トマスエイキンズ【クイナ狩り】
第3章 動物たち
37.リラのための牛頭の装飾(メソポタミア 紀元前2600年~前2350年頃)
42.猫の小像(エジプト プトレマイオス朝 紀元前332~前30年頃)
56.ネクタネボ2世を守護するハヤブサの姿のホルス神を表す小像 ★
(エジプト第30王朝 紀元前380年~43年頃)
第4章 草花と庭
65.ニコラース・ファン・フェーレンダール【ガラスの花瓶と花束】
75.ピエール=オールギュスト・ルノワール【ヴェルサイユ】
第5章 カメラが捕らえた自然
80.カールトンE.ワトキンズ【マルトノマ滝、コロンビア川、オレゴン州】
89.杉本博司【ボーデン湖、ウットヴィル】
第6章 大地と空
93.ワージトン・ウィットレッジ【鱒池】
94.フィンセント・ファン・ゴッホ【糸杉】 ★
100.アルバート・ビアスタット【マーセド川、ヨセミテ渓谷】 ★
101.ギュスターヴ・クールベ【オルナンの風景】
105.平面アストロラーベ(天体観測儀)
106.ヤーコブ・ファン・ライスダール【穀物畑】
110.エドワード・ホッパー【トゥーライツの灯台】
第7章 水の世界
112.カエルの分銅(メソポタミア 古バビロニア時代 紀元前2000年~前1600年頃)
127.ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー
【ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廓から望む】 ★
129.クロード・モネ【マヌポルト(エトルタ)】
133.ウィンスロー・ホーマー【月光、ウッドアイランド灯台】
今回は作品数が多いこともあり、集中力が切れる恐れがあったので、音声ガイドを借りました。
途中休憩を入れながら、3時間近くの鑑賞時間だったので、音声ガイドの使用は良いアクセントに
なりました。
また、置物やタペストリーなど鑑賞ポイントが良く分からないものに対し、とても役立ちました。
フィンセント・ファン・ゴッホ【糸杉】の音声ガイドは、図録に載っていないこと(良く読んでいない
だけ?)、美の巨人たち「ゴッホ/糸杉(10/20)」
でも触れられていないことがガイドされました
坂本龍一氏作曲『wind, cypresses & absinthe』のプレミアムCD
曲はあまり心地の良いものではありません。
糸杉を描いていたころのゴッホの心象風景を表しているように感じます。
今回買ったポストカード
メトロポリタン美術館展の前売り券を2枚買っておいて良かったです。
再び観たい作品がけっこうあります。