8/22(水)にマウリッツハイス美術館展プレミアム鑑賞会に行ってきました音譜

このプレミアム鑑賞会は、6/30~9/17にたった4回だけ実施されます。今まで3回実施され、

残りは8/29(水)のみです。

プレミアム鑑賞会は、平常展示が18時半に終了した後、19時半から再び開室し、人数を500名

限定で鑑賞できるようになっています。

料金は5000円と高いですが、学芸員の講演会(約20分)、ウェルカムドリンク、限定グッズ(フェル

メールの画がプリントされたスカーフ)などがセットになっています。


上野駅に着いたのはだいたい18時半頃でした。


国立西洋美術館前
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東京都美術館前

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エスカレーターの所にプレミアム鑑賞会の看板がありました。

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東京都美術館内部

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平常展示に来ていた人が少し残っていましたが、空いていました。

受付開始は19時だったので、しばし液晶テレビで美術展の見所を再確認していました。


受付の時に、講演会は講堂で19時半、20時半の2回実施されること、ドリンクは美術館内の

カフェで提供されること(21時半まで)、限定グッズはミュージアムショップで受け取ることなど

説明を受けました。私は作品を観る前に講演を聴いておきたかったので1回目を選択しました。


講演会の担当は、~欧州~美の浪漫紀行 に出演していた、大橋菜津子さんでした。

穏やかで理知的な印象を受けました。

基本的には図録からの説明でしたが、ポイントを押さえた講演で分かり易かったですニコニコ

その効果か?講演で取り上げられた画(*)の前は比較的に人が多かったです。

*ライスダール/漂白場のあるハールレムの風景、レンブラント/スザンナ、

ルーベンス/聖母被昇天(下絵)、 ハルス/ヤーコブ・オリーカンの肖像画他、

ヤン・ブリューゲル/万暦染付の花瓶に生けた花、ヤン・ステーン/恋わずらい、

フェルメール/真珠の耳飾りの少女、デイアナとニンフたち


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こちらは~欧州~美の浪漫紀行 の出演シーン


講演会が終わった後にのどを潤すために美術館内のカフェに向かい、ドリンクを注文しました。

スパークリングワイン、赤ワイン、コーヒー、ミネラルウオーターなどから選ぶことができます。


私が選んだのは、スパークリングワイン。
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アルコールに弱い私にはこれくらいの量でも少し酔いますニコニコ


のどを潤したあと、実際に鑑賞を始めた頃は、20時を過ぎていました。

今回は人がまばらな状態で鑑賞ができそうだったので、音声ガイド(500円)を使いました。

基本は男性の解説者ですが、要所要所で武井咲ちゃんの解説が入ります。

少々甘い声に癒されます。それはそれで聴いておいて、集中する為には音声ガイドを切って

観ていましたので、これまでより画の前に居る時間が長くなりました。

それでも落ち着いて観ることができたのは、プレミアム鑑賞会の人数制限のおかげです。


お気に入りの画をじっくり鑑賞しながら、「真珠の耳飾りの少女」の部屋に着いたのは20時半頃

でした。行列用の仕切りは無く、画の前には居たのは7、8人でした。

係員が譲り合うように鑑賞してくださいと促すこともあり、皆さんマナー良く適度に譲り合いながらも

最前列で思い思いに鑑賞していました。私は2列目に引いてまた最前列に戻ってを何度か繰り返し

ました。また、肖像画のエリアが終わったら戻ってきて観ました。通算して、最前列に居たのは10分

近くだったと思いますニコニコ(通常展示と異なり、絶えず人垣があった為、双眼鏡は使い辛かったです。)


そして、ここで達した境地は、バカボンド(井上雄彦 作)の中の名言を借りると!

「一枚の葉にとらわれては木は見えん
 一本の樹にとらわれては森は見えん
 どこにも心を留めず
 見るともなく全体を見る
 それがどうやら『見る』と言う事だ」   沢庵

という感じです。剣の極意は絵画鑑賞にも通じる・・・ような気がしますにひひ


残りの鑑賞時間を計算し、静物画、風俗画も十分に堪能しました。

毎回のように、集中して観る画が変わっていますがあせる、講演会の対象だった

「ハルス/ヤーコブ・オリーカンの肖像、アレッタ・ハーネマンスの肖像」

用いられている27種類の黒、

「ヤン・ステーン/恋わずらい」こめられたシニカルな情景

などを確かめました。


閉室時間の21時半が近づくなかで、ミュージアムショップでのお買い物。

だんだんと欲しい物が少なくなってきました(笑)


ポストカード4枚

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マニアックになってきていますにひひ


フィール・フェルメール クラシック
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「真珠の耳飾りの少女から連想される、美しい楽曲が選曲されています。

フィール・フェルメール ジャズもありましたが、ジャズには疎いので、こちらを選びました。

ドビュッシーの月の光などが、フェルメールの静謐なイメージに合います音譜

書籍コーナーではすっかりファンになってしまった福岡伸一さんが共著となっている

「深読みフェルメール」を購入しました。この本にはフェルメールマニアを狂喜させる

ことが書かれていました。これについては稿を改めてにひひ

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限定グッズは、ミュージアムショップで渡されました。

フェルメールの画がプリントされているスカーフ

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実は店員さんに言われるまで、すっかり引き換えを忘れていましたあせる

私の絵画鑑賞のあり方を変えてしまったマウリッツハイス美術館展。

残る会期は約3週間で、いっそうの混雑が予想されますが、あと1回は

訪れるつもりですニコニコ