昨日参加した、 益社団法人日本フィランソロピー協会が主催する
「被災地を忘れない Philanthropy Night」
は二部構成でした。
◆企業の社内楽団による室内楽
◇NECソフト管弦楽団
ピアノ、バイオリン、チェロによる クラシック・ポップス
・チャイコフスキー/バレエ「くるみ割り人形」より「パ・ド・ドゥ」
・大河ドラマ「江」テーマ曲
・「津軽海峡冬景色」ほかポピュラー曲メドレー
◇日立フィルハーモニー管弦楽団
木管五重奏によるクラシック
・ハイドン/木管五重奏のためのディベルティメント
・三木たかし/アンパンマンのマーチ
◇合同演奏
・ルロイ・アンダーソン/シンコペイテッド・クロック
・「おひさま」テーマ曲~「ふるさとの四季」
第二部 19:55~21:00
◆「生きる」スライドショーと室内楽の共演
◇豊かな東北の記憶、被災地の再生に向けた希望の日々のドキュメント
写真集「生きる(公益社団法人日本写真家協会/編、伊集院 静/解説)」の
写真約80点を、2楽団の演奏にのせて上映。
・モーツアルト/ピアノ協奏曲第23番K.288より第2楽章
・ルロイ・アンダーソン/忘れられし夢
・マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
◆「生きる」トークショー
◇1枚1枚の写真に込められたエピソードや想いを、写真集の企画・編集に
携わられた管洋志氏(*)のトーク。
◆寄付先のご紹介
NPO法人「地球のステージ」
ビデオ上映/名取市仮設住宅の子供達による演奏
*写真家・管 洋志(すがひろし)氏
公益社団法人 日本写真家協会常務理事、
日本大学 藝術学部 写真学科客員教授、
ニッコールクラブ 顧問
第一部は企業内にある楽団の有志による楽団編成でした。アマチュア楽団ながら、
水準が高かったと思います。特に日立フィルハーモニー管弦楽団のアンサンブルが
見事でした。進行の方のMCも上手でした。
第一部の選曲は明るく、勇気付けられる曲が中心に選ばれたようです。
アンパンマンのマーチ、「おひさま」テーマ曲などは被災地の演奏会での演奏回数が
多いと話されていました。
個人的には、歌詞が浮かぶ
「おひさま」テーマ曲から「ふるさと→春・夏・秋・冬の
唱歌→ふるさと」とつながったメドレーにジーンとしました。。。
とても楽しかったのは、ルロイ・アンダーソン/シンコペイテッド・クロックでした。
軽快な音楽に合わせて、入場時に渡されていたウッドブロックを、参加者全員で叩いて
演奏に参加しました。
昨年の仙台七夕祭りの竹をリユースして作られたウッドブロック
バンブーブロックというべきか。。。
第二部は、写真集「生きる」から抜粋された写真で構成されたスライドショーに合わせ、
楽曲が生演奏されました。
「生きる」 はピューリッツアー賞レベルの決定的瞬間のもの、被災地の現実が突き
つけられるもの、力強く生きている方々の姿などの大震災以降の写真と、大震災前
の豊かな自然と生き生きとした人々の姿の写真に分かれています。
気仙沼の写真はGWで巡ったので、スケール感を把握して、見ることができました。
音楽の効果は絶大で、私がクラッシク曲でも屈指の美しいメロディだと思っている
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲で涙が溢れそうに
なりました。サビの部分が再会を喜びあう写真でした。
管 洋志(すがひろし)氏のトークショーでは、「生きる」に載せる写真を選ぶにあたって
相当の苦労があったことを聴くことができました。菅氏自身は無力感、罪悪感等から
大震災後の写真は殆ど撮れなかったこと、大震災前の豊かな東北の写真を集めよう
とした時に、写真の所有者が被災しており、写真を見つけることが大変だったこと、
決定的瞬間を撮ったアマチュアカメラマンから写真を借りようとした時に、交渉が難航
したこと(自分や知り合いの家や車が流されている)など。
写真集「生きる」
終演後購入しました。その中から特に印象に残った2枚をご紹介します。
行方不明になっているお母さんに1時間かけて手紙を書いた4歳の女の子
メディアで紹介されている有名な写真とのことです。私は恥かしながら、
初めて見ました。写真解説時に涙が。。。
平成6年の岩手県宮古市田老地区の老夫婦
菅氏が出会った際、あまりに良い表情だったので、声をかける前に
シャッターを切ったとのことです。大震災で被災し、写真を失った親族
から連絡があり、写真を渡したとのことです。
菅氏のトークショーの後、今回の入場料の一部が寄付される、
NPO法人「地球のステージ」の活動の一部が上映されました。
最後に会場全体で、「見上げてごらん夜の星を」を合唱して終了となりました。
仕事の延長で参加したイベントでしたが、とても有意義でした![]()


