昨日は会社の帰りに西武百貨店本店別館2階の西武ギャラリーで開催中の
「フェルメール 光の王国展」に行きました。
http://www2.seibu.jp/wsc/010/N000050040/1519/info_d_pv
この展示会は分子生物学者でベストセラー作家である福岡伸一教授の想い(下記抜粋)
で実現しました。
『フェルメールに魅せられた者として足かけ4年にわたって世界中を旅し、彼の作品を
つぶさに観てまいりました。
その結果、痛切に感じたことは、フェルメール自身の旅路を、時間の軸に沿って追体験
することなしには、フェルメールをほんとうに理解することはできないということでした。
~中略~
そのみずみずしい過程を知るために、彼の全作品を制作年順に並べて、その場を
行きつ戻りつしながら鑑賞することができれば、どんなにすばらしいことでしょう。
私は夢想をかたちにするひとつの方法を思いついたのです。このほど私たちは
フェルメール理解へのひとつの試みとして、現存する全フェルメール作品を最新
のデジタルマスタリング技術によって、彼が描いた当時の色調とテクスチャーを
推測して、原寸大で、所蔵美術館と同じ額装を施して一堂に展示する場所を作ろ
うと考えました。
それを可能としたのが、リ・クリエイト画像技術であり、それを実現したのがここ、
「フェルメール・センター池袋」です。フェルメールがたどった軌跡を存分に
楽しんでいただくことができるように工夫をこらしました。どうぞ自由に、ご自身の
フェルメールを発見してほしいと願っています。
福岡伸一(分子生物学者/本展総合監修)』
さて入館すると、フェルメール作品を愛する者にとっては夢のような空間
が
広がります。もちろん本物に及びません。それはベルリン国立美術館展で観た
ばかりの「真珠の首飾りの少女」ではっきりと分かりました。
監修者の福岡氏の言うとおり、フェルメールの作品が一同に介しているという
バーチャルな空間に身を置くことに意義があると思います。この展示会では
フェルメール作と認められている37作品が展示されていますが、実物が盗難
されて行方不明になっているもの、個人所有で門外不出になっているものも
あり、こういう形でしか観られません。
そこで、個々の目的を果たせば良いと思います。
フェルメールの作品またはフェルメールをスタディすること、まだ観ぬ作品の
憧憬を募らせること等々。
この展示会は写真撮影がOKなので全作品を写真に撮るつもりでした・・・が、
デジカメのバッテリをチェックし忘れていました。10枚ほど撮ったら、残量が
危険水域に入ったので、好きな作品中心に切り換えました![]()
フェルメール展(2008年 東京都美術館)で鑑賞済。
フェルメール展(2008年 東京都美術館)で鑑賞済。
6/30からマウリッツハイス美術館展でも展示される。
小路

フェルメール展(2008年 東京都美術館)で鑑賞済。
フェルメールの作品で2点しかない風景画の一つ。
牛乳を注ぐ女
この画をフェルメール作品の一番に挙げる人も少なくないです。
窓辺で手紙を読む女

このあたりで電池の残量が厳しいことに気づき、焦りはじめます...
私がこの目で観たいフェルメール作品のベスト3の一つ。
マウリッツハイス美術館展の展示目録に入っておらず、残念![]()
手紙を読む青衣の女
フェルメールからのラブレター展(2011~12年 Bunkammura)で鑑賞済。
真珠の耳飾りの少女
その瞳はどこを見つめているの![]()
6/30からマウリッツハイス美術館展が楽しみ![]()
真珠の首飾りの少女
ベルリン国立美術館展(2012年 国立西洋美術館)で鑑賞済。
この作品の光の表現も秀逸です。また実物を観に行きたくなりました![]()
絵画芸術
もともと私のフェルメールベスト3の一つでしたが、ますます憧れが増しました![]()
2008年のフェルメール展で来日の予定でしたが、品質管理上の問題でストップが
かかってしまいました。ウィーンに行く機会があれば、必ず観に行きます。
・・・とここで電池切れ。ぎりぎりセーフでした![]()
撮りそこなった画は多いですが、大事な部分は押さえました。
その後は鑑賞に専念していましたが、一人精力的に動き回っている人に気づき、
お顔を拝見すると、福岡さんじゃないですか![]()
『生物と無生物のあいだ』を読んだり、日めくり万葉集を観たりで、福岡さんの素養、人柄に
魅力を感じていたので、ミュージアムショップで彼の著作を買い、サインを貰おうと思い
ましたが、あっという間に居なくなりました。話しかければ良かった![]()
いつものごとく、ミュージアムショップで買い物をして帰りました。
フェルメール全37作品解説DVD(福岡伸一氏解説)
最近特に寝不足気味です~
余裕があったら、マウリッツハイス美術館展に向けての記事を書きます。
フェルメールだけでなく、レンブラント、ルーベンスなどの名作が鑑賞できます![]()
<追記>
池袋コミュニティ・カレッジ
「フェルメール 光の王国~科学と芸術のあいだ~」
http://cul.7cn.co.jp/programs/program_613162.html
7/1(日) 13:00~14:30 西武百貨店本店別館8・9階
講師;福岡伸一氏
終演後、著書販売+サイン会
今日の昼休み、電話して空きがあったので申し込みました![]()








としました。


