昨日は上野にある国立西洋美術館で開催中の「ベルリン国立美術館展」 に行きました。
14時頃到着でしたが、それほど混んでおらず、フェルメール、レンブランドなど人気作品
以外は割とじっくりと鑑賞できました。
展示品リスト(1頁目)
このベルリン国立美術館展で目立った点は彫刻の多さでした。
目玉展示の一つでもある『龍を退治する聖ゲオルギス』を始めとして精巧なものや
大胆なものまで数多くの作品が展示されていました。
絵画では、
ベラスケス『3人の音楽家』、
ヤン・ステーン『喧嘩するカードプレーヤー』、
ジョルダーノ『アルキメデス』、
ヤン・ダヴィドゾーン・デ・ヘーム『果物、花、ワイングラスのある静物』、
レンブラント『ミネルヴァ』、
フェルメール『真珠の首飾りの少女』
ボッティチェッリ『ダンテ・神曲煉獄編の挿絵素描』、
ミケランジェロ『聖家族のための習作』
などが特に素晴らしいと思いました。
中でも私にとっては、フェルメール『真珠の首飾りの少女』は別格でした。
『真珠の首飾りの少女』が展示されている部屋に入った時に、一番の人だかりから
見え隠れする「柔らかい光」。そこにあるだけで空気が違う!(ような気がします)。
さすがに一番の人気作。目の前で観るには待ち時間があります。
光の魔術師、静謐の画家とも称されるフェルメールですが、この作品はその両方を
体現していると思います。
フェルメールの視点で光を捉え、一瞬を切り取る。ある程度デフォルメすることで、
写実より存在感を生み出している。画中の空気が時空を超えて、私達も包まれる。
フェルメールを愛する私の主観ですが、『真珠の首飾りの少女』に強いオーラを感じます。
素晴らしい作品を鑑賞後には必ず、記念になるものを買っています。
クリアファイル『真珠の首飾りの少女』
ポストカード
『ミネルヴァ』、『聖家族のための習作』、『真珠の首飾りの少女』、
『ダンテ・神曲煉獄編の挿絵素描』、『3人の音楽家』
帰りに、国立西洋美術館から数分の所にある東京都美術館に寄りました。
ここは来週土曜日(6/30)から始まる「マウリッツハイス美術館展」 の会場です。
東京都美術館館内
オランダ(ハーグ)に行かないと会えないと思っていた、世界一有名!?な美少女に
会うまであと少し(笑)
前売り券(当日券より300円引き)
5枚あると回数券のようですね~
フェルメール関連書籍(一部絵本)









