先日、「年年歳歳」という言葉が日経の夕刊のコラムで紹介されていました。
そこで、初めて誤った理解であることに気づきました。

一青窈さんの歌を聴き慣れていたので、子供の成長等、時の流れを肯定的に
捉えていると思っていました。

年年歳歳 花相似たり 年年歳歳 人同じからず
(毎年、花は同じように咲くが、毎年人は同じではありえない)


上記は劉廷芝(りゅうていし)が作った七言古詩「白頭を悲しむ翁に代わる」
一部で、白髪混じりになった我が身の老い先を考えて、もの悲しくなっている
気持ちを表しているようです。

五木寛之さんの言葉を借りれば、「人は死という不治の病を抱えた存在」。

それには誰も抗えないのだから、アラフォー世代で、人生が夏から秋に移っている
私も一日一日を大切にしていきたいと思います。

・・と言う気持ちで「年年歳歳」を聴き直すと、味わいが増してきました。