今日は、フェルメールからラブレター展に行ってきました。

フェルメールからラブレター展
http://vermeer-message.com/
Bukamura ザ・ミュージアム 2011/12/23~2012/3/14
渋谷までは練馬から副都心線一本で行けるようになり、便利になりました。(所要時間、普通27分、快速21分)
着いたのは12時半頃で、待ち時間無しで入場できました。混み具合もさほどでもなく、フェルメールの絵でもしばらく待てば、間近でじっくり見れます。ただ、待っている人がいますので、配慮が必要です。私は全部鑑賞した後、戻ってフェルメールの3点と、ヤン・ステーンの1点を再度じっくり見ました。
この絵画展の副題は、
「コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々の
メッセージ」
となっています。
さらに、40点ほどの絵画は4つに分類(下記)されています。
・人々のやりとり しぐさ、視線、表情
・家族の絆、家族の空間
・手紙を通したコミュニケーション
・職業上の、あるいは学術的コミュニケーション
フェルメールの絵画3点は、手紙を通したコミュニケーションに分類されています。
手紙を通したコミュニケーション(出典録から抜粋)
『オランダは17世紀のヨーロッパで最も識字率が高く、手紙のやり取りが急速に増えた地域だった。当時、手紙は個人の気持ちや強い感情を伝えることができるという考え方が一般的となり、画家は手紙によってもたらされる人の感情の動きを探求した。オランダの風俗画において、手紙を読む女性の姿は愛に関連した場合が多く、ほとんどの作品は、隠された意味を解く手がかりを与えてくれている。
背景の壁の地図をは、遠方にいる恋人を示唆するかもしれない。また画中に掛けられた海景画では多くの場合、海は愛、船は恋人を表象していた。ヤン・クルル(1601-46)の寓意図像集にある「家から遠くにあっても、心は離れていない」という銘文は、これをよく言い表している。ヨハネス・フェルメールは手紙を読んだり、書いたりする若い女性の物思いに沈む美しい姿を描いた。』
フェルメールの絵は、その絶妙な光の表現が他の画家と一線を画すところであり、今回の絵画展でそれがよく分かりました。現実よりデフォルメされているのに、それが自然に思えてしまう。
特に「手紙を書く女と召使い」の光の使い方が秀逸で、タイムスリップしてその場面に佇んでいるような感覚に陥りました。
修復後、日本での公開が初公開だった「手紙を読む青衣の女」のフェルメールブルーことラビスラズリの青も鮮やかでとても印象的でした。
現代では、電子メールや電話で随時コミュニケーションが出来ますが、当時のオランダは海洋国家であり、長期の航海を終えて生きて帰ってくる保証はありませんでした。
そんな状況での手紙の交換は、とても大切だったことは想像に難くありません。その心情をシンプルかつ鮮やかに描き出していることが、フェルメールの絵の素晴らしさだと気付きました。この絵画展のコンセプトを決めた主催者の企画も見事だと思いました。
帰りにミュージアムショップに寄り、図版、クリアファイル、ブックカバーを買いました。
図版(表紙)

図版(背表紙)

クリアファイルとブックカバー

ブックカバー

ブックカバーは、今回の展示品ではないですが、一番好きな「真珠の耳飾りの少女」にしました。
「真珠の耳飾りの少女」は12年ぶりに日本での公開が決まっています!
6/30~ 東京都美術館(上野)「マウリッツハイス美術館展」
相当の行列覚悟ですが、早い時期に見に行こうと思っています!
おそらく、リピータになります。
帰りに、約10ヶ月後のコンサートに備え?、オーチャードホールを見てきました。イベントが無かったので、エントランスの写真だけ撮りました。


フェルメールからラブレター展
http://vermeer-message.com/
Bukamura ザ・ミュージアム 2011/12/23~2012/3/14
渋谷までは練馬から副都心線一本で行けるようになり、便利になりました。(所要時間、普通27分、快速21分)
着いたのは12時半頃で、待ち時間無しで入場できました。混み具合もさほどでもなく、フェルメールの絵でもしばらく待てば、間近でじっくり見れます。ただ、待っている人がいますので、配慮が必要です。私は全部鑑賞した後、戻ってフェルメールの3点と、ヤン・ステーンの1点を再度じっくり見ました。
この絵画展の副題は、
「コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々の
メッセージ」
となっています。
さらに、40点ほどの絵画は4つに分類(下記)されています。
・人々のやりとり しぐさ、視線、表情
・家族の絆、家族の空間
・手紙を通したコミュニケーション
・職業上の、あるいは学術的コミュニケーション
フェルメールの絵画3点は、手紙を通したコミュニケーションに分類されています。
手紙を通したコミュニケーション(出典録から抜粋)
『オランダは17世紀のヨーロッパで最も識字率が高く、手紙のやり取りが急速に増えた地域だった。当時、手紙は個人の気持ちや強い感情を伝えることができるという考え方が一般的となり、画家は手紙によってもたらされる人の感情の動きを探求した。オランダの風俗画において、手紙を読む女性の姿は愛に関連した場合が多く、ほとんどの作品は、隠された意味を解く手がかりを与えてくれている。
背景の壁の地図をは、遠方にいる恋人を示唆するかもしれない。また画中に掛けられた海景画では多くの場合、海は愛、船は恋人を表象していた。ヤン・クルル(1601-46)の寓意図像集にある「家から遠くにあっても、心は離れていない」という銘文は、これをよく言い表している。ヨハネス・フェルメールは手紙を読んだり、書いたりする若い女性の物思いに沈む美しい姿を描いた。』
フェルメールの絵は、その絶妙な光の表現が他の画家と一線を画すところであり、今回の絵画展でそれがよく分かりました。現実よりデフォルメされているのに、それが自然に思えてしまう。
特に「手紙を書く女と召使い」の光の使い方が秀逸で、タイムスリップしてその場面に佇んでいるような感覚に陥りました。
修復後、日本での公開が初公開だった「手紙を読む青衣の女」のフェルメールブルーことラビスラズリの青も鮮やかでとても印象的でした。
現代では、電子メールや電話で随時コミュニケーションが出来ますが、当時のオランダは海洋国家であり、長期の航海を終えて生きて帰ってくる保証はありませんでした。
そんな状況での手紙の交換は、とても大切だったことは想像に難くありません。その心情をシンプルかつ鮮やかに描き出していることが、フェルメールの絵の素晴らしさだと気付きました。この絵画展のコンセプトを決めた主催者の企画も見事だと思いました。
帰りにミュージアムショップに寄り、図版、クリアファイル、ブックカバーを買いました。
図版(表紙)

図版(背表紙)

クリアファイルとブックカバー

ブックカバー

ブックカバーは、今回の展示品ではないですが、一番好きな「真珠の耳飾りの少女」にしました。
「真珠の耳飾りの少女」は12年ぶりに日本での公開が決まっています!
6/30~ 東京都美術館(上野)「マウリッツハイス美術館展」
相当の行列覚悟ですが、早い時期に見に行こうと思っています!
おそらく、リピータになります。
帰りに、約10ヶ月後のコンサートに備え?、オーチャードホールを見てきました。イベントが無かったので、エントランスの写真だけ撮りました。
