過去、漫画で何作品か「不老不死」を扱ったものを読みました。

銀河鉄道999/松本零士氏
人魚の森/高橋留美子氏


そして、東京MXテレビでアニメが再放送中の
鋼の錬金術師/荒川弘(ひろむ)氏←女性作家です。

「機械の身体になって」、「人魚の肉を食べて」、「賢者の石を使って」、
それぞれ不老不死を求めますが、結局は不幸を招く結果となります。

やはり、死は耐え難たい苦しみではありますが、限りある命だからこそ、人は精一杯生きようとする。
直接的、間接的に、これらの漫画にはそんな教えがあると思います。

モメント・モリ
ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という警句です。

外国では、宗教に根ざした「死生観」の教育が子供の頃から為されると聞きます。
翻って、特定の信仰を持たない人が大部分の日本。活字離れも進んでいます。

クールな日本文化として、外国にも輸出されている漫画、アニメですが、
日本においてもその役割は大きいように思えます。


最後に、鋼の錬金術師から印象的な言葉を。
(読む予定のかたはネタバレ注意)

鋼の錬金術師27巻(最終巻)
$音楽の力、歌の力、言葉の力を信じる、takuminのブログ-ハガレン最終巻


『痛みを伴わない教訓には意義がない
 人は何かの犠牲なしに何も
 得ることができないのだから

 しかしそれを乗り越え、自分のものにした時
 人は何にも代えがたい
 鋼の心を手に入れるだろう』