春過ぎて 夏来るらし 白栲の 衣干したり 天の香具山
(巻一・二八 持統天皇)
気象庁の発表によると、九州北部と関東甲信、北陸の各地方が梅雨明けしたとのことですね。
私は梅雨が明けると、この持統天皇の歌を思い出します。緑と白のコントラストが鮮やかです。
天の香久山には、2009年のGWに行きました。
山といっても、高さは152.4mなので、丘のようなものです。
天の香久山

天岩戸神社 登山には安全祈願がつきもの(^O^)

意外と傾斜がある道を通って登山道入口に向かいます。

いよいよ神域に入ります。

入ったとたん現実に戻されました。安全第一なので仕方ないですね。

この香久山は、木々が鬱蒼と茂っており、道が湿っています。注意しないと滑ります。誰一人とすれ違わず、少々不安になってたところで、この案内がありホッとしました。

山頂には、地元のおじさんが一人自転車で来ており、寛いでいました。言葉は交わしませんでしたが、良い笑顔をしていました。あまりに自然体で、まわりに同化しており、神の化身のような・・
私が山頂からの景色を楽しんでいるうちに、いつの間にか居なくなっていました。
香久山山頂の社

香久山から畝傍山を臨む

自転車に乗ったランニングシャツ姿のおじさんの神様なんていませんよね(^_^;)