先ほど、近くの映画館のレイトショーで『岳』を見てきました。
小栗旬、長澤まさみ他キャスト、スタッフ!
よく頑張った!
また山においでよ!
と最後に言いたくなりました(^O^)
CGも併用していると思いますが、雄大な北アルプスの景色はそれだけで楽しめます。
ロケも大変だったと思います。
小栗旬さんの演技も新境地を開くものだったと思います。
元祖?山ガールの市毛良江さんの起用もナイスです。
ただ・・・
原作のファンとしては、この脚本はいまいちでした・・・
詰め込みすぎの感があるのと、原作との世界観の違いが感じられて。
まあ、原作を知らない人ならこの映画の大事なメッセージ
「山に捨ててはいけないもの」
をストレートに受け止めてもらえるのかなと思います(^O^)
映画の宣伝を兼ねてか、5/7の朝日新聞beのフロントランナーの
コーナーに『岳』の原作者石塚真一さんのことが載っていました。
以下beより
この『岳』は独特の死生観を持った漫画だと言われてます。
主人公の島崎三歩は山岳救助ボランティア。
山をこよなく愛し、北アルプスでテント生活をしている。
小さい息子の目の前で息を引き取る父、
遭難から半年後に腐乱して見つかった亡きがら・・・
過酷な現実に何度も直面するが、三歩はあからさまに嘆いたり、
悲しんだりしない。
生死を超越したかのように、淡々と事実を受け入れ、生還者であれ、
死者であれ、同じように語りかける。
「よく頑張った」
「また山においでよ」
その言葉には、失敗した人間に対するいたわりと
愛情が込められている。
「遭難は結果に過ぎない。
いろいろの思いをもって山に登った、その思いや道のりを
認めてあげたい。誰だって失敗はする」。
そう話す石塚さんは周囲から「三歩に似ている」と言われるそうですが、
本人は「特定のモデルは居ない」と笑っています。
石塚さん曰く
僕が出会った世界中のクライマーたちのいいところをだけを集めて、
「こんな山男がいたらいいよね」って作った理想の山男なんです。
ぜひ、原作を手にって貰いたい作品です(^_^)v