摘果は良い梨に養分を集め生産効率を向上させるため、不要な果実を除去する作業です。除去対象となる実は、変形、生育不良、キズ、虫食い等があるものですが、最も厄介なのが「ニダンコ」と呼ばれる、本来葉になる部分が果実になったものです。ニダンコはジャリジャリして甘みがなく大根のような梨になってしまうため摘果の対象です。ニダンコは変形している場合もありますが、一見大きく、形の良いものもあるため注意が必要です。因みに写真の果実の右から2番目以外は全てニダンコです。

 

こちらは新高の袋です。20世紀の大袋よりも更に大きく丈夫です。

袋にはいくつもの種類があり、使用する袋によって梨の色が変わるそうです。

 

幸水は受粉後、30-35日後にジベレリン(ホルモンの一種)を果梗の基部に塗布することにより、成熟期の早期化を図ります。

ジベ処理を行ってから20日間が経過しましたが、他の品種よりも一回り大きくなっていることがわかります。

また、ジベレリンが少ないものよりも多い方が大きくなっていることも確認できます。

 

今日は20世紀の袋がけの2日目です。

20世紀梨は病気に弱いため5月初旬に小袋をかけるのですが、その約1ヶ月後に小袋の上から2重の大袋をかけます。

1日目は6時間で400枚のペースでしたが、2日目は500枚でした。最後の100枚をかけるのに65分でした。

20世紀は葉が多いため、袋がかけにくいですが、梨栽培のインストラクターであるシュウさんは100枚を35分のペースでかけるそうです。ベテランの梨農家の方は100枚を20分でかける方もいらっしゃるそうです。スピードアップには経験を積んでいくしかないようです。

 

 

 

梨は1つの花芽から8つの花が咲きます。それらのうち受粉が成功したものが実になります。よって全て受粉すると1つの果そうに8つの実がなります。

私たちが食べる梨は、これらの8つのうち最大でも1つになります。

因みに咲いた花の数を100とすると収穫する実の数はだいたい3個程度となります。

梨の実を1つ以下にする作業を摘果といいます。

梨の実の品質を向上させるだけでなく、梨の木の樹勢を維持することが摘果の目的です。

 

4月上旬は梨の開花が始まります。梨の花が咲いている数日間の間に受粉しないと梨の実はできません。梨は同じ品種同士では受粉しないため、咲いている花とは異なる品種の梨の花粉で受粉させる必要があります。

受粉用の花粉は、新興、長十郎などの花から採取します。

お花見シーズンということで初めて臼杵を訪ねました。途中、石仏の標識がしきりに登場するので、そのまま誘導されてしまいました。

平安時代~鎌倉時代に岩壁を彫り上げた石仏があちらこちらに何体もあり、一部は塗料も残っていました。

石仏の表情が優しくて、どこか笑っているようにも見えます。

桜のソメイヨシノが開花する頃から梨の花芽も動き出します。花芽はあっという間に蕾に変化します。これから1週間程度で花が咲くのですが、実をつけさせたくない箇所の蕾は事前に採ってしまいます。これを摘蕾(てきらい)といいます。

摘蕾の対象は、枝の先端の蕾や1年目の枝の蕾などです。

移住して1週間後、氏神様の神社で「御戸開き」というお祭りがありました。「お祭り」と言っても、賑やかなものではなく、集落の安全と健康を祈願し、ささやかなお祝いをしました。朝から神社の中で食事をしたりお酒を飲んだのは初めてで、何か幸せな気分でした。自家製の甘酒が美味しかったです。ごちそうさまでした。

 

移住の前に古民家を購入したのですが、改築までの間、ご近所に住む地元の名士の方のご隠居宅に仮住まいさせていただくことになりました。最近数年間は空家だったので電気、水道が通っておらず、家具などもそのまま残っていたため、ご近所の皆様のご協力により水道(山からの湧き水)を引いたり、家具や日用品の搬出、掃除などを1日がかりで終えることができました。

皆様、初対面なのに、とても親切にご支援いただき、感謝感謝です。