MG ギラ・ドーガ(レズン機) 依頼製作~前編 | G-Remodeling

G-Remodeling

主にガンプラの改造・改修の過程等を掲載します。

ギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)の製作依頼を受けまして70%くらい出来上がったので、依頼者様へのお知らせを兼ねましてギラ・ドーガ製作記としたいと思います。

依頼者様に対しての確認の意味もありますので、普段は省略する部分も細かく解説しますのでビギナーさんには良い内容かな?と思います。

では、MG ギラ・ドーガ製作記をご覧下さい。





■まずは、モノアイをHiQパーツ(依頼者様提供)に変更の改修です。





                      

■モノアイはLED使用にも出来るように(a)の製作したパーツと(b)のキットの元パーツとの差し替え式とししました。



    



         

■基本的な事なのですがヒケの処理です、ヒケとはキット製造過程に出来る痩せの事です。内のような感じやピン裏によく出来る丸いエクボのようなのもあります。

この処理はペーパーを掛けて消すか、ひどい場合はパテ等で埋めます、今回はペーパー処理で対応しました。






■全体的にヌメっとしたアールの形状なので、メリハリをつける意味でシールドはエッジをだしてみました。





■依頼者様から太ももが細いので太くする改修を指示されました。



■太ももを幅広に改修して下さいとのご要望なので3.5ミリ増幅しました。



■次は動力パイプの変更ですが、当初はJ・チェーンをと考えていたのですが、太さが揃わないと言う事で半田に0.5㎜の真鍮線をまいたものの作例があったので、それでいく事にしました。





■真鍮線を巻いている画像ですが、私なりに変更した点がありまして、真鍮線は0,5㎜だと巻きやすいのですが細すぎてイメージと違うので真鍮線を0.9㎜に変更しました。それと芯となる半田ですが柔らかすぎて0.9㎜の真鍮線を巻くのには向かないので半田より若干固めのアルミ線に変更しました。









               



            




           

■定番の基本作業ですが、バーニアの縁を薄く加工します。こうする事でオモチャっぽさが解消されるかと思います。





            

■依頼者様の指示には無かったのですが、ヒサシにプラ板を貼ってモノアイ・スリットの幅詰めをしました。

奥の方が0.5㎜で前方の法が0.7㎜と角度を付けました。これで少し間の抜けた感じが解消されて睨みの利いた感じになったかと思います。





            

■これは基本作業になるのですが、アンテナのシャープ化です、ただ尖らすのではなく上にいく程だんだんと薄くなり側面の中心から前方と後方にだんだんと薄く刃物のようになる感じで成形します。(自己流ですが・・・)





■あともう一つ依頼者さまからのご要望はなかったのですが、私の判断でウェストを3㎜ほど延長しました。

太ももを太くしたので視覚的に詰って感じてしまい、若干の延長は必要であろうと判断しました。



  

■やり方は幾つかあってケースバイケースなのですが、今回はボール軸を延長して浮いた分はプラ板でアーマーを延長しています。

ボール軸は可動軸と言う事もあって、強度は必須なので1ミリの真鍮線を芯として通して補強しています。





■一通り改修がおわりました。^^





■後はスジ彫とのご要望なので各所にオリジナルで配置しました。

分かりやすいようにサフ処理をしましたので、各部のスジ彫をご覧下さい。









                            



                             



                             

 

                             



                             



                             









                 



          

             ■たまにスジ彫りが省略されている箇所があるので修正します。



■それではサフ処理後の全体像をご覧下さい。^^

















■最後にフレームの塗装も完了したのでご覧下さい。















■フレームはご覧の通り、単色ではなく6色でマスキングを使って部分的にもシビアに塗り分けて情報量を増やし、リアル化としました。

どうせアーマーで隠れて見えなくなるのだから無駄な作業では?とお考えの方が殆んどだと思いますが、私はたとえ見えなくなっても「中のフレームもやんと一つの作品になっている」という満足感とでも言うのでしょうか?そういったプレミア感があった方がより愛着をもてるのではないかと考えています。(大変ですけど・・・)



では、ここまで前編と言う事で次回は後編~完成披露となると思います。

その後暫くの間、依頼品の製作がつづくと思いますが、余裕があれば私自身の製作も進めていきたいなぁ~と思っています・・・・多分、余裕ないかな(笑)