え~・・・さて、四回目を迎えました「製作のゐ・ろ・は・」ですが今回は不知火さんからソード・デュエルの電飾に関してLEDのヘッド・スイッチを取り上げて欲しいと言う事なので、解説したいとと思います。
ヘッド・スイッチとは頭部を前後する事によりON/OFFするもので本来LEDの点灯には凸スイッチを付けますが多くの物が小さくて操作しずらかったり取り付け箇所の問題等があったりと、もう少しスマートにカッコよく出来ないか考えた時にモビルスーツの起動場面を見ていて思いついたものです。
オリジナルなのでキットの違いによって取り付けが大変だったりとか、まだ改良の余地はありますがこれを参考により良いモノを作って頂きたい思います。
それでは画像を交えてデュエル・ソードのヘッド・スイッチ製作を御覧下さいませ。
■ヘッド・スイッチの製作・・・■
■まず最初に今回のデュエルはもう完成していて、それを分解するわけにもいかないのでMGフリーダムのスクラッチ用のキットを代用して解説したいと思います。


■LEDは頭部に仕込むため小型の3Φを使います、色は色々あるので(シャレじゃねーよぉ~)
お好きな色を選択して下さい。



■ちょっと見づらいですが、黒マジックで印した部分を取り除いてLEDのスペースを確保します。


■LEDの足を画像のように曲げて頭部にセットします。
LEDは通常先端に光が集中していますので先端をフェイスの正面に向けて下さい。
ちなみにLEDには拡散型などもあるので用途に応じてお使い下さい。


■LEDを照らしてみるとこんな感じになります、後部のセンサーはデュエルのキットだと初めから開口しているので問題はありませんがフリーダムの場合穴が塞がっていたので開口しました。
■電池ボックスの製作■

■電池はボタン電池を使用します。
私は100均で出来るだけ小さいのを購入しましたが、まだ小さいサイズのものもあります。
今回使用したボタン電池は1.55Vで、LED点灯には3V~6Vが必要なので2個つかいます。

■電池ボックスはプラパイプやキットで余ったポリキャップ等を利用すると比較的楽に出来ます。
今回は画像のポリキャップを使います。

■ポリキャップを画像のように3分の1くらい切り落として電池が収まるようにします。
その他1㎜のプラ板でカバーを作ります。



■右の物は3Φのバネで左の物が真鍮パイプをペンチで潰して曲げたたものです。
スプリングの穴は2・5Φでもう一方は切り欠いておき、右画像のように取り付けます。

■バネと真鍮パイプの金具にそれぞれ線をハンダ付けし、バネの反対側にはコトブキヤのスプリングユニット0.5㎜をハンダ付けし、真鍮パイプの線の反対側には同じく真鍮パイプを潰して板状にした物をハンダ付けします。(ハンダ付けする際はプラカバーより取り外した方がやり易いかと思います)

■基本的な電池ボックスと頭部LEDが出来ました。



■コクピットの電池ボックスを納めるので切り欠いて調整します(キットによって形状がまちまちなので、それに合った形で加工して下さい)
■首の裏側にでるように電池ボックスの線をコクピット側から差し込みます。


■通してこんな感じになります、画像のように首や襟部分を切り欠きます(キットによって変わります)。
■首の露出したフレーム部分に外径2.3㎜くらいのパイプを取り付けておきます(右画像の白い奴)

■襟を取り付けて上から見るとこんな感じです、これで後に飛び出ている真鍮の平パイプをカットしてヘッドスイッチのシステムが出来ました。

■頭部から出しておいたLEDの足を片側は出しておいたスプリングに通し、もう一方は取り付けておいたプラパイプに通して首をはめ込みます。
※注 LEDには足の長い方のアノード(+)と短い方のカソード(-)がありますので電池が逆だと点灯しません。

■システム的には首を後方に動かす事によってプラパイプに通したLEDの足が矢印方向に動き真鍮の平板に接触して発光すします。
このLEDの足の長さを程よく調整するのが少し大変かと思います。
もう一方の足をスプリングに通したのは、塗装のときなどに簡単に抜き差しできるようにする為のジョイントです。





■システムを分かり易く説明する為に長々となってしまいましたが、これが今回のソード・デュエルに搭載したヘッドスイッチ・システムの全貌です。
まだ完璧とは言えないですが、これを基にして更に進化したより良いシステムを築いてみて下さい。
え~今回 不知火さんよりリクエストがあり解説しましたが、もう一つ ぬまさんよりソードの作り方のリクエストもありましたので次回「ゐ・ろ・は・」にてお伝えしたいと思います。
