KAWASAKI 500SS H1 S様号

このH1とも長い付き合いになりますね~

かれこれ15年?ぐらいでしょうか??

ノーマルだった車両も開発職のS様の手によって足回りがカスタムされています。

ご自身の手でエンジンもフルオーバーホール済みです。

 

鈴鹿時代に復活させて調子よく乗っていただいていたのですが

ツーリング先で不調に・・・。

しばらく走ると止まってしまい、しばらく待つと再始動できたりといった感じです。

その後しばらくご自宅で保管されて当店に入庫です。

 

早速エンジン始動するとあっさり始動、しかも快調です。

ですが、しばらくするとアイドリングが不安定になり

エンジン停止・・・再始動を試みるもエンジンはかかりません。

すかさずプラグを外して火花をチェックすると火は飛んでいません・・・。

CDIユニットが熱くなっているのでしばらく冷やしてみると、エンジン始動できました。

 

イグニッションコイルは熱を持っていないようですので

恐らくCDIユニットの不具合で間違いなさそうです。

お客様と相談して「ウメデン」さんのCDIに交換することに決定です。

 

バッテリーも弱くなってくるような・・と伺っていたので充電電圧計測すると

ほぼ充電されていない状況です。

早速ジェネレーターを点検です。

 

ブラシはまだまだ残っています。

 

続いてローターコイルを点検です。

 

あらま、スリップリングが外れてしまったようです・・・。

 

ローターコイル巻き直しとスリップリング補修しましょう。

 

イグニッションコイルも当時のままですので怪しいのですが

何度試してみてもコイルに熱は発生していないので

まずはCDIを交換してみます。

 

ウメデンCDIが入荷したので交換です。

純正はユニットA,Bの2つのボックスがありますが

ウメデンCDIはコンパクトに1つにまとまっています。

 

シート下に完全ボルトオン。信頼の日本製です。

今までたくさんのマッハがこのCDIに助けられております。

 

補修の終わったローターコイルです。

今回は「ガレージ310」さんにお願いしました。

 

早速取付して充電電圧測定。

いうまでもなくばっちり充電します。

レギュレーターはノーマルですが13.8~14.0V辺りで制御してくれています。

 

無事にエンジン再始動完了です。

ひとまず快調になりました。

 

入庫時と同じ条件でエンジンが熱を持つまでブリッピングしても症状は再発しません。

イグニッションコイルは問題なさそうです。

お客様へ報告したところ、今後の事も考えてイグニッションコイルも交換したいという事になり

以前に取付して高評価だった「ASウオタニ」さんのコイルに決定です。

 

いつも通り長くなってしまったので、この続きは次回に!!

ASウオタニSP2イグニッションコイル取り付けをして継続車検を通します!!