あなたはいわゆる「できる人間」だろうか?あるいは、効率よく何でもこなせる人だろうか?

 

ここで言うできる人間を『社会的地位が高い人間』と仮定する。では、このような人達は何が周囲の人と異なるのだろうか?少し考えてもてほしい。例えば、

  • 元々頭がいい
  • 天才
  • 高学歴
といったものを考えるかもしれない。確かに、上記のような要素を兼ね備えているのかもしれない。しかし、上記のような人が全員として「できる人間」とは言われるとそうではない。もちろん、3つすべての要素が揃えば「できる人間」になる確は増加するだろう。だが、「できる人間」を調べた研究者からの報告によると、全員の共通点とは言いがたい。では、何が共通していたのだろうか?それは、

 

一点集中力が高い

 
である。つまり、一つの作業に全力で集中し、作業効率を最大に高めてタスクをこなしている。いわゆる、「マルチタスク」は行わずにシングルタスク派だったのである。マルチタスクは、科学的には存在せず脳の作業効率や注意力などを乱し、時間の使い方をダメにするといったことも分かっているため、このような結果には納得できる。
 
では、私たちが作業効率を最大限高めるには何をすればいいのか?それは、『必要なことを見極め、決めたタスクを一つずつこなしていく』ことである。これらを実行するにあたって、知ってほしいことが3つある。それは、
  1. トレードオフの関係

  2. 重要なことは少ない

  3. オン・オフ切り替え

まずは、トレードオフの関係から説明する。簡潔に言えば。基本的に「何かをすれば、何かを捨てる」と言うことである。全部しようと思っていると確実に焦りが生じる。この焦りが、目の前の作業効率を下げマルチタスクといったものをさせてしまう。では、どのように対策を打てばいいのか?それは、
 
優先順位づけ
 
である。2.優先順位を決めることで、迷うことなく作業ができる。
 
次は、重要なことは少ない である。この世の中で本当に重要でしなければならないことは少ないことを多くの「できる人間」入っている。では、私たちは、なぜ時間に余裕がないように感じるのか?それは、隙間時間を使い方である。例えば、休憩中のスマホゲームである。これは、どう考えても休憩になっていない。休憩とは、休むことである。つまり、脳を休めなければ意味がない。にも関わらずバリバリに脳を使ってしまっていることで、休憩していないことで作業効率が下がっているのである。
 
最後は、3.オン・オフ切り替え である。私たちが何か作業を行う場合、頭を使う作業であれば大抵、前頭前野を使用する。ここで使用するパワーをウィルパワーと言おう。このウィルパワーは使える容量が決まっており、無限ではない。従って、定期的に休憩させてエネルギーをチャージしなければならない。なので、作業に取り組む際はスイッチのオン・オフを意識的に切り替えなければ効率は上がらないのである。
 
以上の3つを知った上で、タスクをこなさなければないのである。では、具体的にどのように優先順位をつければいいのか?判断基準はあるのか?オフ(休憩)の時間を効率的な使い方は何なのか?それは、下の本を是非読んでほしい。