風邪治らんかな、えらい | 中日ドラゴンズ最強

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タイトルのとおり独り言のようでコメントも皆無です

大津いじめ事件を扱った
『暗殺教室』と『 スケットダンス 』~いじめを許さないと言いながら、「若者の~離れ」と若者をいじめる大人たちについて


 

とりあえず、呟きを並べますが、この件に関しては『暗殺教室』の第一話から色々言いたいので、機会を見つけて語りたいと思います。
 
 今回は備忘録として、ツイログサルベージということで。
 今週のジャンプを見たけど、 ネウロ の作者の新作の暗殺教室と、 スケットダンス がともに 大津事件 を間接的に描き、それへの回答を出しているのは凄いと思った。
大津の事件の本当に恐ろしいところは、審判がグルになっているスポーツにサンドバックの役割を演じるために出場し続けなければいけない点

 暗殺教室では、今まで生徒の味方だといい続けてきた先生が、自分の保身のために平気で生徒を売り飛ばす場面が出、 スケットダンス では、ネットによる加害者への報復の手前、
勝手な正義が指摘されていた。
そして共通した回答は
「俺たちに相談すればいいのに」 
学校以外の場所でもいい、生きる場所があれば。

 

老人世代が、若者相手に「近頃の若い奴は~」を婉曲的に表現して「若者の~離れ」を連呼しているけども、実際のところ、その方法論は通用しない。
なぜなら、 尾崎豊 の歌に出てくる、「盗んだバイクで走り出す若者みたいにストレートに親や教師に反抗を、今の若い子はしないから。」

 何故今の若い子はストレートな反抗をしないのかというと、 尾崎豊 の歌に出てくる反抗とは、相手に受け止めてもらうという前提の甘えと、将来はその共同体に取り込まれることが約束されているから。
しかし、それは今の若い子達が大人に対して抱いている感情である、「絶望」とは質が異なる

 

今週の暗殺教室で、自身の保身のために生徒を売り飛ばした教師に対して、件の生徒は己の心の中の先生を殺してしまった。
つまり、そこには教師の顔を貼り付けた、綺麗事だけをほざく一労働者がいるだけ。
ならば、教師の言葉は生徒の心には何も響かない。その断絶は重く、深い。それこそが今の絶望の本質




 今週の『 スケットダンス 』では、ネットという凶器になり得る武器を行使して、悪いやつとされる相手を一方的に叩く場面が描かれていました。
 今回の大津の事件を糾弾して、ネット上で色々さらされている彼らに対して私は同情はしませんが、しかし、いじめを糾弾する彼らが、抵抗できない相手を一方的に攻撃するという、
『いじめそのものの構造を再演している』
ことに私は暗澹とした気持ちを感じます。












グー