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【バカボンと仏教🙏】⇨
53年前の1971年9月から、テレビアニメ「バカボン」が放映されましたが、その後も実写化ドラマがあったり、リメイクドラマがあったりして息長く注目されています。
その「バカボン」の名前は仏教と密接な関係なのです🧐。
作者は、ご存知の「赤塚不二夫さん」、生まれは富山県です。北陸の地は仏教、特に浄土真宗の盛んな有難い土地柄で、かつ真宗門徒、お寺に参る環境で育っていかれたのでしょう。
その赤塚さんは、数多くの著名な漫画家達が暮らしていたあの「ときわ荘」の住人で、その部屋の前の住人は、漫画「ブッダ」を描いた「手塚治虫さん」だったそうです。
手塚治虫さんの漫画「ブッダ」が正面からお釈迦さまの生涯を描いた仏教ストーリーであるのに対し、漫画「天才バカボン」に仏教的な背景があることは実に興味深いものです🧐。
「バカボン」とは仏教用語で「お釈迦様」の敬称であり、サンスクリット語の「Bhagavan(バガヴァーン)」・「Bhagavad(ヴァガバッド)」、覚れる者という意味で”Buddha(仏陀、ブッダ)と同義語を漢訳しています。漢字では、
「婆伽梵」(バギャボン)と書きます🤓。
そして何を隠そう、バカボンのパパの言葉「これでいいのだ‼️」は”あるがまま” “ありのままを受け入れる”という仏教の悟りの境地が表されています🙏。
世の中には自分が思うようにならないことが多々あります。それこそが仏教でいうところの「苦」です。苦とは通常「苦しい」と考えがちですが、「思うようにならない」=「苦」となります。
「これでいいのだ‼️」という言葉には、「一切皆苦」であるとこの世を認識し、起こったことを前向きに解釈する姿勢があるのです。欲を手放し、【絶対受容】【涅槃寂静】の世界となります。
実に深い❗❗❗です。
さらに、
『おでかけですか❓️』と声をかけてくる「レレレのおじさん」についても、実際にお釈迦様の弟子である、
「チューラパンタカ(周利槃徳=しゅりはんどく)」がモデルになっているといわれています🤓。
お経によれば、自分の愚かさに苦しんでいた時にお釈迦さまに教えを請います。そこでお釈迦さまはチューラパンタカに、『得意なものは何だ❓️』と問いかけます。
すると、チューラパンタカは『掃除が得意です🙏』と答えます。そして、お釈迦さまはチューラパンタカに一本の箒を渡し、『塵を払わん 垢を除かん』と唱え掃除をしなさいと説きます。
チューラパンタカは、お釈迦さまの仰せ通り、その言葉を唱えながら来る日も来る日も掃除を続けます🙏🍀。
そのような日々が一年、二年、数十年と経った時にあることに気が付きます。
『真に払い除くべきものは、実は自分の心の中の塵であり埃なのだ‼️』そして、誰よりも愚かだったチューラパンタカはとうとう悟りを開くこととなります☺️。
以上が「レレレのおじさん」のモデルになった「チューラパンタカ」の逸話となります😳。
天才バカボンには、お釈迦さまのお弟子さんがモデルになっていることに、改めて赤塚不二夫さんの仏教に対する造詣の深さを感じます。
ちなみに、
バカボンの弟である天才「はじめちゃん」は東京大学名誉教授でインド哲学・仏教学者である中村元(なかむらはじめ)さんから名づけられたといわれています🤓。
このように「バカボン」と仏教は深い関係❗❗❗
何だかバカボンが深い~漫画に思えてきましたねえ。(笑)
「これでいいのだ🤞」
すべてをジャッジせず、受け入れ、肯定していく人生には、なんとなく温かな、穏やかな風が吹いてくるようです🙏🍀。
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