さて・・・
今日は腸内環境のお勉強!
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友達から届いたまとめが素晴らしく
ここに載せて、ハイライトを入れながら
ボクが学びます!
エリ、
ありがとうね♪
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ヒューマニエンス 40億年のたくらみ
「”腸内細菌”見えない支配者たち」
NHK放送日2021/7/19
体内には未知の生物が我が物顔で住んている...
腸には100兆の腸内細菌がいる
ヒトの細胞は37兆(腸内細菌は約3倍も多い!!) 腸で食べ物を分解し必要な物質を生成してくれる、ヒトにとってメリットたくさん (腸内細菌がいなくなると脳が異常をきたす、死につながることも) ヒトは腸内細菌を飼っていることで、私たちらしく生きていられる
しかし食べ物を分解するのは腸内細菌自身のためであり、私たちヒトのためではない!? ということは、腸内細菌が主!?
細菌とは
・ウイルスとは別もの ・栄養があれば自ら増殖できる
ヒトの身体には
善玉菌(ビフィズス菌)...発酵
悪玉菌(大腸菌)...腐敗
日和見菌 7割 ⇒この区別は日本だけ!!(善悪では区別できない) 大腸菌も悪い働きをするものもあるが、いい役割もしている
★腸内細菌が好きな人を決める?
一目惚れ(好み)は腸内細菌が決めている可能性あり 地球上のすべての動物が腸内細菌をもっている 中でもショウジョウバエはヒトと同じ腸内細菌をもっている*ため、よく実験に用いられる
*ショウジョウバエと人間はそっくり!! ヒトの疾患に関わる遺伝子の約6割が同じ(糖尿病や神経疾患のショウジョウバエもいる) ⇒共通の遺伝子を持ち、ラクトバチルス(乳酸菌)など共通の腸内細菌をもつ
【実験】 食事によってショウジョウバエを2つのグループに分けて育てる(グループ毎に同じ腸内細菌をもつ)
Aグループ:糖蜜
Bグループ:デンプン
A・Bグループのオス・メスを解き放つと、Aオス💛Aメス・Bオス💛Bメスのカップルが多く成立
同じ腸内細菌をもつもの同士でカップルになる確率は76%!!
3割
<疑問>
おなかにいる腸内細菌が同じエサを食べるものを結びつけているのだろうか?
<論文では>
フェロモン*で交配相手を探しているのではという推測
*メスが出す物質 ⇒腸内細菌が関わっている(オスを引き寄せる)
同じ腸内細菌をもつものが一緒になれば、同じ食生活を共有でき生存に有利になる (同じような食事・環境で育ったほうが相性がいい)
◎腸内細菌とフェロモンの関係
食べ物によって腸内細菌の偏りが生じる ヒトの匂いも細菌(皮膚の菌)でつくられる ガス状の物質を作る腸内細菌も多くいる ⇒ショウジョウバエの実験であった76%(4人中3人)は腸内細菌によって決めている というのは、あながち間違いではないのかも...
★腸内細菌のために食べている? 変わった腸内細菌をもつ人々がいる(パプアニューギニア高知人) 毎食サツマイモ(糖質)のみ食べている 村の男性は筋肉が逞しい体だが、筋肉を作るために必要なタンパク質を摂取していない
<疑問> なぜ、サツマイモのみ好んで食べて生活しているのに筋肉隆々の身体を保てるのか??
<調査> 腸内細菌が関係している可能性があるため、パプアニューギニア高知人の便を調査
<結果>
窒素固定菌*が上手く利用して、不足しているアミノ酸を合成し生きていくことができる *窒素固定菌とは、マメ科などの根に付着し、自然界にある窒素を食べてアミノ酸の基となる成分を合成
偶然パプアニューギニア高知人の腸内に窒素固定菌が入ったため、偏った食生活(サツマイモだけ)でも
必要な栄養素を作り出すことができる ⇒パプアニューギニア高知人の腸内では土壌と同じことが起きているのかもしれない
腸内細菌はヒトのために群れをなすのではなく、腸内細菌のために群れをなしている そのおこばれを私たちがいただいている
夕食、コロッケ食べたいな~肉食べたいなっていうことも腸内細菌が決めている ⇒報酬系*をコントロールしているもの腸内細菌 *欲求などを生み出す神経回路
★腸内細菌の遥かなる旅
腸内細菌と同じような細菌は身の回りに多く存在している ⇒植物、空気中、水中、雨粒の中... 上空に細菌がたくさん浮遊していて、細菌を核に水蒸気が集まる それが集まると雲の粒になり、それが集まると雨粒となり降る
◎そのそも地球は細菌からスタートしている
46億年前 窒素・二酸化炭素のみ
35億年前の細菌とされる化石が発見 27億年前 シアノバクテリア(光合成ができる細菌=酸素が増える要因)
好気性細菌(酸素が必要)...大地
細菌
嫌気性細菌(酸素にふれると死ぬ)...深海、岩石の中、ヒトの身体(大腸)※ ※小腸には少しの酸素があり、好気性細菌と酸素があってもなくても存在できる細菌の住処 その好気性細菌たちが小腸の酸素を使用することで、大腸には酸素がない状態になる 嫌気性細菌=腸内細菌
◎腸内細菌が消化管の中に住むことのメリット 毎日食事をしているためエサに困らない ⇒地球上でもっとも住みやすい楽園
大腸の中に酸素がいかないように上皮細胞が働いている(腸内細菌のため) 上皮細胞に必要な栄養素を腸内細菌がつくっている
⇒WIN-WINの関係
★腸内細菌の大移動 赤ちゃんがお腹の中にいるときは、無菌状態*で守られている(腸内細菌は母親から移ることはできない) ⇒出産してから腸内細菌は赤ちゃんに移動しなければならない
*悪さをする菌がたくさんいるので無菌状態 ただ母親の腸内細菌が作った物質は胎児に届いている
◎出産 膣の中には乳酸菌といった腸内細菌の元となる細菌がいっぱいいる 妊婦は胎児が産道を通る直前に乳酸菌を猛烈に増やす 胎児は産道を通るときに乳酸菌に接して、自然と乳酸菌を飲んでいる
帝王切開の場合は母親を違うビフィズス菌をもつケースが多い 病院の環境等により、違うビフィズス菌が定着する⇒母親の腸内細菌を定着させようと、母親の便をミルクに混ぜて飲ませる研究が進めてられている
◎育児
母乳にはたくさんのオリゴ糖が含まれている 人はオリゴ糖を消化できないが、腸内細菌は分解できる(腸内細菌向けの食べ物) ⇒赤ちゃんを母乳で大切に育てているのではなく、実は腸内細菌を育てている
腸内細菌は生後3年以内に定着する(それ以降は取り戻せない) 腸内細菌を子どもに受け渡す行為はDNAに刷り込まれている
【動物】
人とは違いもっと確実で手っ取り早い手段
⇒母親の排泄したフンを食べる(食ふん)ことにより腸内細菌がうつる
◎コロナ渦の影響
赤ちゃんがいろいろ舐めたり、親との濃厚接触で腸内細菌を鍛えている コロナで除菌することが当たり前になり、除菌しすぎると本当は取るべき菌をとれず 後々、アレルギーを起こす可能性があるのではないか?? ⇒一番大切なことは、いろいろな食材を自分たちで作って食べる習慣
★腸内細菌がヒトの免疫をあやつる?
【腸内細菌の役割】 腸内細菌は免疫細胞を誘導することが分かっていて「病原性大腸菌が来たぞ!反応しろ」と刺激を与え 大腸菌を破壊する
なお、病原性のウイルスや細菌はいつ入ってくるかわからないので、腸内細菌が免疫の準備をしている また、免疫システムの暴走を抑える役割もになっている
<免疫システム>
攻撃
抑制
バランスが大切
日本人を便をマウスに移植実験をした結果、アレルギーなどの炎症に強いマウスになった ⇒日本人の腸内細菌の中から炎症を抑制する菌が見つかった
コロナは免疫システムを暴走させ、肺まで攻撃してしまい肺炎になっている 腸内細菌は免疫をあやつることによって、様々な病気をコントロールしている 呼吸器内科・神経内科等、医療が細かくなりすぎているので、腸内細菌をスタートに見ていく必要がある
抗生物質でなんでも殺すのではなく、菌の潜在能力をどれだけ活かせるのか考えていく必要がある
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写真がさらに届いた!(笑)
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昨日は
さやちゃん、
ありがとうございました。
今日は「YG3」
ヨロシクお願いします。
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