本当の強さって？本当の素敵さって？

彼氏はできたか？結婚はまだか？子供は作らんのか？

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今回のDJあおいさんの言葉に心がグサッとなった。

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娘がまだ白血病で入院治療中の頃だったかな
大学時代の友人からラインがあって、お互いの近況などを報告し合っていたのですけども、友人は私の娘が大変なことになっていることも知らないし、私もなぜか報告はしたくなかったのです

その話題を避けるようにラインのラリーを続けていたのですが、ついに友人から『そういえば◯◯ちゃん元気か？』と娘の話題をぶっ込んできて、思わず胸を撃ち抜かれたような気分になりました

おそらく友人は『おう、元気やで』という返信を想定していたのでしょうし
私も本当なら『おう、元気やで』と返信できるシチュエーションに垂涎の思いでしたし
お互いの利害が一致しているのなら『おう、元気やで』と返信をして、何事もないことを装ってしまおうか、、、とも思ってしまいました

友人に心配を掛けたくない、という建前が頭に浮かんだけど
本当のところは『かわいそうだと思われたくない』という自己防衛でした
でもここで強がってしまったらしんどいだろうな、後々劣等感が重くのしかかり残り僅かな自尊心まで潰されてしまいそうだな、という予感（悪寒）が走り、思い切って正直に『実はこれこれこういうわけで今娘はちょっとだけ大変なんやで』と嘘偽りなく白状しました

そしたら秒で電話が掛かってきて『今すぐそっちに行くから待ってろ』と言われ、『いやいや、なんか悪いからいいよ』とお断りするも、その日のうちにわざわざ都内から静岡まで来てくれて、『絶対に大丈夫なんやで！』とハグをして、『負けんなよ！』とケツをパーン！と叩き、そして颯爽と帰っていきました、滞在時間は約30分でした、めちゃめちゃカッコ良かったです

元々強がりで、プライドも高く、同情されることを嫌う性格だったためなのか、自分の弱い部分を誰かにお披露目することはとても勇気がいることでしたが、あのとき自分の中にある弱さを出せて本当に良かったなと思っています

あのとき友人が『◯◯ちゃん元気か？』と聞かなければ、何事もなくプラマイゼロで終わったのかもしれない
でもあのとき友人が『◯◯ちゃん元気か？』と聞いてくれたおかげで、結果的に自分にとってプラスに作用してくれた
もしあのとき『◯◯ちゃん元気か？』という問いに対して誤った対応をしていたら、きっとマイナスに作用していたに違いない

彼氏はできたか？結婚はまだか？子供は作らんのか？
それはおそらく悪意のない『ご機嫌いかが？』的な意味しかない問いなのでしょうけども
今ではすっかりタブーな問いになっていて（※一部地域は除く）
表面上は誰も傷付かない優しい世界に移り変わりつつあるように見えるけど
その実誰も救えていない世界になっているような気もします

センシティブな部分を撃ち抜く質問で、若干チクチクと胸が痛む質問なのかも知れませんが
思い切って自分の思いを吐露することができれば、その劣等感が救われる機会になるのかもしれない
理解者ができて、独りぼっちで抱え込んでいたストレスが昇華できるのかもしれない
そうなれば、友人の幸福も心から祝福できるのかもしれない

もしかしたらあなたは、友人のご懐妊云々がストレスなのではなく
『この気持ちを誰かにわかってほしい』という願いが叶わないことに、ストレスを感じているのではないでしょうか
だったら自分の中に閉じ込めておかないで、いつか自分で表現しなければならない
強がって不貞腐れていないで、素直な思いを誰かに共有してもらいましょうよ

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