消費者行政に力を入れている徳島県に視察に伺わせて頂きました。

 

徳島県では、平成29年7月に県庁内に消費者庁及び国民生活センターとの共同事業として、「消費者行政新未来創造オフィス」を開設し、徳島県を実証フィールドとした「新未来創造プロジェクト」を推進しています。その成果は、全国に展開する取組が進められてきました。本年7月には、新たな恒常的拠点として「消費者庁 新未来創造戦略本部」が開設され、国と連携した消費者施策の推進が図られています。

 

また、徳島県議会は平成30年10月に、「徳島県消費者市民社会の構築に関する条例」(通称エシカル消費条例)を議員政策条例として提案・可決し、施行されました。この条例では、エシカル消費を「地域の活性化、雇用なども含む、人、社会及び環境に配慮した思いやりのある消費行動」と定義し、県は消費者教育や情報提供などの支援を行うほか、県が物品などの調達を行う際には、経済性だけではなく、地域の活性化や雇用などにも配慮するように務めることが定められました。

 

消費者行政の先進県を視察させて頂き、大変勉強になりました。今後の埼玉県施策に反映できるように努めて参りたいです。