便利な世の中 | 今という神様からの贈り物

便利な世の中

先日、、、



お取引会社様と某中華料理屋さんで

食事をている時にふと思ったことが

あります。




例えば、このお店の料理長は、わざわ

ざ高いお金を支払ってまで他店の高級

中華を食べに行くのかな?と。



当然、修行中はなけなしのお金をはた

いてでも、色んな味を勉強しに行ったこ

とでしょう。



料理人にはそれも大切な勉強だと思い

ます。



ただ、一人前になった今、外食費にどこ

までお金を支払うのかな・・・と気になり

ました。





そこから連想するのは、例えば、一流の

大工職人さん。



一流の大工さんが自宅を購入する際に

きっと、建売住宅は間違いなく買わない

ことでしょう。



そいて、建築費に何千マンも出さない可

能性が高いです



だって、資材があれば自分で建てられる

わけですから・・・



あと、例えばカリスマ美容師。



カリスマ美容師が身銭切ってまで他の美

容室に行くのだろうか。



それとか、材料やパーツさえあれば、一

から車を作りあげられる一流のエンジニ

アさん。



そんな人なら、何千マンという新車には乗

らなさそうだな・・・とふと思う。



そして、革職人さん。



革さえあれば、カバンでも財布でも靴でも

作れてしまう一流の職人さんなら、何マン

も払ってまで、やれヴィトンやエルメスなど

のブランド品は買わない気が・・・






要するに何が言いたいのか申しますと・・・



世の中は自分ができない

ことだらけだから、お金が

必要になるということ



例えば、一つ一つの分野で一流になるこ

ができ、世の中の大半のことが自分で

出来たり作ったりできるのであればお金

は不要になるかと思います。



そして、自分が何もできないからこそ出来

る人へお代を支払って、やってもらったり

商品を作ってもらうという資本主義が成り

立ちます。



資本主義とは、お金が世の中に流通して

いないといけないわけで、消費する人が

少しでもたくさん存在していた方が良いわ

けです。



そう考えると、やはり何でもできる人の存

在は世の中にとってマイナスなのかなと(笑)



今の若い世代にいけばいくほど外国語に

を入れてる場合が多く、それがもっと進

み、英語や中国語が当たり前に全員話せ

る世の中になれば、翻訳・通訳という仕事

が消滅します。



今、DIYが流行ってますが、それがもっと

過熱し、誰でも自分で家を建てることがで

きるようになってしまったら、建設業界が無

くなります。



もちろん、不動産業も大打撃でしょう・・・



各家庭の台所に料理ロボを配置できるよ

うに、某企業が研究と開発を繰り返してお

りますが、各家庭で一流の和洋中それぞ

れの味が楽しめるようになれば、頻繁に外

食する意味が分からなくなります。



洋服ロボもしかり。



昔から言われている衣食住・・・



その関係業種で働いていれば無くなること

は無いと言われていましたが、だいぶ変わ

ってきていますね。



コンピューターが試算する「将来無くなる仕

事」もどんどん増えてきえおります。






世の中を便利にすることは大変有難いし大

切なことだとは思うのですが、それで自分達

の首をしめていってる気がしてなりません。




2016.10.07 ♯1037