パソコン初心者カズおじいのMS-DOS風景 | ど こ に も な い 風 景 が こ こ に あ る 。

パソコン初心者カズおじいのMS-DOS風景

カズおじいはいろいろなことを経験したの巻、その捌(8)。

 

最初に買ったパソコンは当時最高峰とか謳われた、NEC・PCー98XL。1988年でした。実は最高峰どころか、今では何これってマシンです。
画面は640×400で16色表示。メモリは640KB。OSはMS-DOS。記録媒体は5インチ・フロッピーディスクです。

 

5インチ・フロッピーディスクなんて、もう知らない人も多いのではないでしょうか。98XLはハードディスク内蔵だったと記憶してます。

確か10MB? 当時ぼくには、マシン・OS・ソフトそのものの知識が、まだありませんでした。パソコンが何かも知らないで買ってしまった(笑)。

 

一太郎というワープロソフトを使うのに、フロッピーディスクを入れて使ってました。ソフトを起動して日本語文字変換する度に、フロッピーディスクにガチャガチャってアクセスするんです。
うるさい!! 壊れるんじゃないか……心配しました。それ程うるさかった。フロッピーディスクって、薄いセルロイドみたいな材質です。

 

実際には、98XLでは何も仕事は出来ませんでした。8bitー16bit切り替えマシンという過渡期的製品でした。すぐに16bit専用?マシンであるPC-9801RAが発売され、これでRay TracingによるCG画像作成を始めたのです。
一方、別の項目で書きますがMACはというと、1989~1990年に掛けてMacintosh IIciが発売されます。OSはSystem7。これがぼくのMAC遍歴の始まりです。当然、MACは最初からGUI。

 

MS-DOS環境では、すべての操作を「C:\>copy C;XXXX.pic D:XXXX.pic」と文字入力で行います。MACでは、マウスでグイっとアイコンを移動するだけです。

 

ちなみに当時のMS-DOSでの思い出……dirとdelを間違えると大変でした。
「C:\>dir *」のつもりが「C:\>del *」は、よくやる間違。
リターンキーを押した途端、えっ!!ファイルが全部消去されてる!?と気がつく!!! そんな地獄を何度も味わった思い出があります。もちろん復活はできません。
諦めて泣くだけ。それがおじいのMS-DOS風景でした。