自他一 No.3263
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愚かな人は、他人を利すれば自分の利益が低下してしまうと思うかもしれない。
でも、「自他一」という考え方によれば、他人に何か良いことがあれば自分も良くなるということになってくるのです。
自分と他人は結びつきあっていて、そのあいだにモノがある。それを必要な人が使う。
あの人が必要であれば、それはその人のところに移動すればいい。
自分の好きな人だからあげる、嫌いな人だからあげないということではなく、誰彼かまわず、必要な人に施す。
これが「むさぼらない」ということです。自分と他人を分けて考えて、「かわいそうだから恵んであげましょう」というのは「布施」の捉え方ではないということです。
頼住 光子
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10MTVの講義からのご紹介です。
その例えとして、
「たとえば非常に高価な茶器を持っていた場合、もしいまそこで水を飲まなければ死んでしまうような人がいたら、その茶器に水を入れてあげればいい」
と。
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