由佳「なによ!そこまで言うんだったら、私の料理の腕、じっくり見せてやろうじゃないのよ!」
しかし、敵は見事にこっちの手に乗ってきたようだ。
ロッキー「ほう? じゃあ明日の弁当でも作ってくれるのか?」
由佳「いいわよ。やってやろうじゃないの!」
ロッキー「ふっふっふ。オレの舌に挑もうとは面白い。酷評されて泣きをみないよう、せいぜいが頑張ってくれ」
由佳「いいこと。明日の12時、哲学の道で待ってなさい」
由佳「腕によりをかけた私のお弁当で絶対『ウマい』って唸らせてやるんだから!」
おゆは肩をいからせて、ズカズカ歩いていく。
その背中を見ながら、ほんの少しだけ明日を楽しみに思った。
由佳「じゃね。明日、覚悟しときなさいよ」
ロッキー「あはは。お手柔らかに頼むよ」
そんなことを言いながら、ロビーでおゆと別れる。
〜迷い〜
さて、これからまたあのマズい夕食を食わねばならないかと思うと、かなり気が重い。
高倉先生「ロッキー・バルボアくん、ようやくお帰りですな……」
ロッキー「あ……高倉先生」
どうやら、待ちかまえられていたらしい。