私事で色々なことがあり、コロナ禍あり、昨年は天気に恵まれず、すっかり間が空きましたが、ようやく3年ぶりにテン泊してきました。

 

定番の坊がつる行きです。

 

折しもくじゅう連山はミヤマキリシマの開花時期。

例年なら早めに行ってテントを張り、そのまま近くのスポットへお花鑑賞に行くところですが、今年は虫害が発生して場所によってはあまり状態が良くないとのこと。

 

それなら、焦って行くこともないし、明るいうちに設営できたらいいやと午後になっての出発。

 

テン泊での我が家の定番、吉部から鳴子川右岸ルートで坊がつるへ。

 

 

大船林道に合流したところで休憩。 緑がきれいで癒されます。

 

鳴子川右岸ルート、一昨年の大雨災害による影響があったようですが、すでによくリカバリーされていて、以前にも増して歩きやすいルートになっていました。

 

駐車場は1泊以上500円と有料ですが、吉部からこのルートはアップダウンが少なくて楽なので、テン泊装備の重いザックを背負う時はおススメです。

 

 

今回は17kgくらい背負ってますが、前回までと違ってビーチ🐶を抱えてないのと久しぶりの楽しいテン泊なので、大して疲れず坊がつる到着。

 

テントを設営して法華院山荘までお散歩します。

密はやっぱり心配だし、予想以上に風が強くて寒さを感じるので、温泉はパスしました。

 

 

法華院からテン場に戻る道中、平治岳を見ながら隊長と作戦会議。

うわさ通り、下半分は虫害で茶色😥

今年は大戸越から山頂へ広がるピンクの絨毯を見るのは難しそうです。

それと比較して北大船山側のピンクはきれいに見えます。

 

 

それじゃあ明日は段原を経由して大船山へ登り、北大船山を通って大戸越へ下りることにしようと意見が一致しました。

平治岳に登るかどうかは、大戸越で南斜面を眺めて決めようということに。

 

 

さて、天気がいいので満天の星を期待したのですが、夜は特に風が強く吹いて外はかなり寒く、隊長も早々と星空撮影を諦めたので、テントにこもってぬくぬく過ごしました。

 

でも、風の音とテントの揺れでゆっくり眠ることができず、寝たか眠れなかったのかよくわからないうちに夜明けを迎えました。

 

風は多少おさまりましたがまだ吹いているので、ゆっくり朝食をとって準備して、8時過ぎになってようやく出発です。

 

坊がつるから段原へ向けて登って行き、半分越えると視界が開けます。

 

 

 

そしてこの時期、ミヤマキリシマで山頂一帯がピンクに染まる立中山も見えますが、今年はほぼ真っ茶色。

 

 

昨年は山火事、今年は虫害。可哀そうな立中山。 

来年は復活してほしいですね。

 

 

1時間40分で段原に到着。

CTちょっとオーバーくらいのペースですが、たくさんの方に抜かれました。みなさんやはり早い。

 

 

周囲のミヤマキリシマの状態はいいです。虫はどこにも見当たりません。

 

 

なかなか幸せな状態です。

 

 

 

段原で休憩していると、何組かの大人数のグループがガイドさんに連れられて現れます。

そして、数多くのザックをデポして大船山へ向かっていきます。

久しぶりに大船山に登るつもりでしたが、おそらく山頂は混み合うでしょう。御池も同じかな。

 

密は嫌なので、我々は大船山を諦め反対方向の北大船山へ向かいます。

 

 

ミヤマキリシマは平均して五分咲きくらいかな。

どの株の花もきれいで、見ごろに入ってます。

つぼみも多く、次の週末まで見ごろは続くでしょう。

 

 

ミヤマキリシマの間を縫って登り、山頂到着です。

 

 

北大船山は実は初めてなので、記念に写真を。

 

そして、ミヤマキリシマを堪能しながら北大船山から大戸越へ向かいます。

 

途中に一段とピンクの濃い株を見付けると、その先に平治岳が見えました。

 

 

 

半分から上はピンクになっていますが、例年の色とはまったく違います。

そして、それより下半分は茶色です。

 

 

隊長と、この様子だったら登らなくていいかもねと話しながら大戸越へ下りていきます。

我々、”今日一”というタイミングで登ったこともあるので、悲しい状態を見るのは辛いような。

 

途中にイワカガミが咲いていて、しばし撮影会になりました。

 

 

 

大戸越へ下りて、平治岳南斜面を見上げます。

 

 

う~ん! 例年だと写真の一番下からピンクなんですけどねぇ~  残念です!

それでも多くの人が登って行ってました。

 

初めてだとなおさら、せっかく来たんだからとなるんでしょうね。

まっ、「写真で見るほどじゃないじゃん!」って思ってくれて、来年からは来なくなると少しは渋滞も緩和されるんですけどね🤣

 

 

結局、平治岳はスルーして坊がつるへ戻り、余った時間はゆっくり過ごし、適当な時間にテントを撤収して、夕方、吉部へ下山しました。

 

久しぶりなので最後はちょっとヨレヨレでしたが、今回も楽しいテン泊でした。

次回は夏の天の川を見に行こうと思います。

 

 

今回のテン泊、ちょっと間が空いて久しぶりだったので、いろいろと変化を感じました。

 

若い人が増えましたね。

ちょっと前まではテント泊なんて年季の入ったベテランが過半を占めてたように思いますが、最新装備の若者のグループの方が多かったような・・・

 

それと、女性ソロのテン泊も増えました。

以前は、ソロと言えばオヤジの特権みたいな感じだったんですけどね。

 

そして、軽装の人が増えました。

あれじゃあ寒いんじゃないかな? と思わせる若い人も見かけました😨

 

 

まっ、人それぞれ。 人は人、我々は我々。

これまでのスタイルを変えるつもりはありませんが、来年、平治岳のミヤマが復活しても、お祭り状態の山頂へは近付かず、北大船側からゆっくり眺めて満足するかもしれません。

 

人の多いところは苦手だから山に登ってるのに、適度な距離も保てないような場所へわざわざ行くのはちょっと・・・