★★★ 126分 アメリカ

邦題:暴力脱獄

原作:ドン・ピアースの同名小説

監督:スチュアート・ローゼンバーグ

出演:ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ

 

酔っぱらってパーキングメーターの鉄柱を工具で何本も切り倒した軽犯罪で、フロリダの刑務所に入った男の話。

 

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刑務所でルーク(ポール・ニューマン)はボスのドラグライン(ジョージ・ケネディ)と喧嘩をはじめ、殴られても殴られても立ち上がる「あしたのジョー」のような意地をみせ、ボスも根負け。

 

ポーカーゲームでは、ルークははったりの手で負けない。ボスのドラグラインは「クールハンドのルーク」と呼ぶようになった。

 

刑務所の看守に常に反抗的な姿勢のルークは、2度脱走を試みるがすぐに連れ戻される。

 

刑務所長は、ルークに対し墓穴を掘らせるなどの悪質なパワハラを行い、ルークは従順な姿勢を示し始める。

 

しかし、それは見せかけだった。

 

ルークはチャンスをみて3度目の脱走を試み、教会へ逃げ込んだ。

 

そして神に語り掛ける......

 

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この映画で、刑務所長がルークに対して語る言葉

 

「What we've got here is failure to communicate.」

(ここにあるのは、コミュニケーションの失敗だ=こいつは言葉が通じないヤツだ)

 

はアメリカ映画史で有名なセリフの一つだそうで、よく引用されるという。

 

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この映画にはキリスト教的な示唆がちりばめられているらしいが、キリスト教信者にはそれなりに理解できるのだろうが、私にはわからない。

 

脱獄シーンは3度もありましたが、この映画には邦題の「暴力脱獄」はしっくりしないと思います。


 

 
殴り合いをするルーク(ポール・ニューマン)とドラグライン(ジョージ・ケネディ)
町山智浩の「MOVIE WATCH CONFERENCE」Vol.21「暴力脱獄 / Cool Hand Luke」- DOMMUNE