私がブログを書こうと思いだしたのは、去年の9.29~10.1に父と二人で南九州旅行に行った時だ。
父と夕食を食べていた時、父からこんな話を聞いた。
若い頃何人かの友と一緒に北海道を自転車で一周していた。その時皆思い思いに日記をつけていたが、途中で挫折し、父だけが書き続けていた。
久しぶりに同志に会う時、その日記を探したら見つかった。日記は人に言えないような内容も多かったが、同志との話に大いに花が咲いたんだと。
私は日記をつけるようなタチではない、でも思い出深い旅は、心と文字で記録しておけば自分の中に深く刻まれ、やがて大きな財産になるのかなぁと思うようになった。でも中々文字の記録を残すチャンスが無かった。
・・・あれからちょうど一年。もはや記憶が薄くなっているが、この機会に思い出深かった南九州旅行の記録を残したいと思っている。自分のために。
(イントロ。何故南九州旅行か)
父と水入らずの旅行は私が小さい頃はよく行ったものだが、私が社会人になってから初めてである。
旅のキッカケは、父が勤続30周年の記念に、会社から旅行券30万円を支給された事による。お金への換金はNGのため、家族で何処行こうかという話になった。こういう時の音頭役はいつも私だ。
全額家族のために、というのは父に申し訳無い。まずは父に好きに旅行してもらい、残りのお金で家族旅行を、という事になった。父に何処へ行きたいかアンケート。
父からは行った事が無い所(長崎、鹿児島、山陰方面)のいずれかを希望。
JTBに相談したところ、九州新幹線を絡めた鹿児島プランが鉄旅として一番面白そうだった。父も私同様、鉄な人だ。父に提案したところ、私が同行する事を条件にGOが出た。(私は心底うれしかった)
旅の出発は2006年9月29日(金)、羽田発、熊本行きの飛行機から。。。
(・・・続く)