本日ORIGIN@L PIECES08が発売されました!
冬美旬の初のソロ曲“Genuine Feelings”が収録されています。
ピアノとボーカルは旬、ギターは隼人、ベース(ヴァイオリン)は夏来、ドラムは春名さん。そして、ボーカルとしての歌い方は四季君が。
演奏を聴いているとHigh×Jokerの姿が浮かんできて、
皆で一緒に力を貸してくれたのかなぁと勝手に想像しています。
ソロパートも旬のピアノソロではなくて、隼人のギターソロなんです。
だから“Genuine Feelings”はソロ曲でありながらも“High×Joker”の新曲でもあると感じています。
以下、曲想に関してなのですが、ここから先はあくまで演者として“個人的な感想”なので、永塚はこんな事を考えながら歌ったんだなぁ程度に受け取ってもらえると嬉しいです。
いや、歌っているのは旬なんですが……!
旬は家柄も良く、品行方正、学力も良くて、音楽の才能は神童と言われるほどで、まさに順風満帆な人生を送ってきた子供でした。
しかし、事故をおこして進んできた完璧なレールに傷が付き、挫折をすることに臆病になってしまった。胸に熱いものを秘めながらも“挑戦をしないこと”が、大人なんだと自分を肯定させて、地位やプライドが、もう二度と壊れないように、自分の世界守ってきたのだと思います。
しかし、そんな彼を隼人がHigh×Jokerに誘ってくれました。
新しい事への挑戦は、もちろん、上手くいかないことだらけで、自分のプライドや理想像は何度も傷付けられたと思います。
仲間と共に進めば、目指す道筋も完全に一致する訳もなく、情熱があるからこそ、何度も衝突しました。
それでも、だからこそ、一人で歩んでいたら見えなかった未来。
越えられなかった壁も越えることが出来るようになりました。
そして、なによりも“完璧な自分”でなくても良い。
完璧じゃないからこそ生み出せる音がある。足りないところは、埋めてくれる仲間がいるという事に気付けたのではないかと感じています。
深い絆で繋がってる親友。
一見するとそうみえますが、実は最も目線が合っていない存在。熱のない関係だったと思います。
子供の頃は彼が生み出す音楽に純粋に惹かれていたけれど、
事故以来、その音楽を奪ってしまったと、罪の意識に囚われて、旬の肯定をすることしか出来なくなってしまった。仲間のようでいて、内包しているのは被害者と加害者の主従関係。
旬には夏来を責めるつもりはなくても、彼には上手く伝えることも出来ない。
だから、再び音楽を取り戻すことで、ピアノやキーボードを演奏をすることで、彼なりに夏来に伝えたいこともあったのだと思います。
旬がHigh×Jokerとして、アイドル活動をするうちに、本気で挑む姿を見つめるうちに、夏来も罪の意識から解き放たれて、旬以外の世界も見えるようになりました。
それが実は“トップアイドル”という、旬と同じ目指す場所で、ようやく隣同士。二人とも同じ目線で。いや、五人同じ目線で。
本当の意味で親友になれたのかと思います。
その想いは全てギターソロの後に込めさせてもらいました。
最後に、
プロデューサーさん。
プロデューサーさんが頑張って獲得してくれた仕事は、彼にとって、大変な事もあったと思います。不安で悩んで感情的になって失敗もしました。
でも、その度に気付くこともあり。胸が熱くなることがあり。
心の奥で望んでいたことは、描いていた景色はきっとそんな毎日だったのだと感じています。
彼に新しい世界を見せてくださって、ありがとうございました。
旬は、トップアイドルを目指して、まだまだ成長してくれると思います。
これからも、よろしくお願いいたしますね!プロデューサーさん!