ホリエルに誘われて、ラフォーレ原宿で開催中の「魔女の秘密展」に行って参りました。今回はたかぴょんも加わって、3人での美術鑑賞です。



会場内は少し薄暗く、怪しい雰囲気たっぷりです。
「魔女の秘密展」という名前通り、魔女に関する様々な絵画や史料が展示されていました。

日本では「魔女の宅急便」や「魔女っ子メグちゃん」「シュガシュガルーン」明るくファンタジックなイメージを持たれることも多い魔女ですが、西洋の史実からみた魔女は“悲惨”としか言い得ないものだったと思います。

まだ、科学が発達していなかった時代。
世界では天候不良や伝染病の原因は神や悪魔など“目に見えない存在”のもたらすものと考えられていました。
そこで中世ヨーロッパを中心に広がったのが“魔女”という存在だったのですね。
天候不良も伝染病も魔女の呪いのせいだと考えたわけです。

魔女信仰も初期の頃はほとんど考えるだけで留まっていたのでまだ良かったのですが、出版技術と伝染病(ペスト)の威力が拡大していくに連れて、実際には何の罪も無い女性達が魔女として処刑され始めます。いわゆる「魔女狩り」です。
恐らく、力も地位も弱かった女性は怒りや不安の捌け口。スケープゴートにしやすかったのでしょう。

しかし、立場の弱さに漬け込み。
突然「お前は魔女だ」と罪の無い女性が拷問にかけられ、無理矢理処刑されることは、やはり卑劣で許されない行為です。
魔女狩りに関する展示物を見るのは、心が痛むと同時に差別や偏見を持ってはいけないと改めて心に刻み込みました。


とまあ、なんだか重たい内容ばかり書いてしまいましたが(すいません……)魔女の秘密展には魔女作品に関する原画やユニークな作品なども展示されています。
魔女好きの方は、是非足を運んでみてください!

おまけ。





記念撮影コーナーがあったので、たかぴょんに撮って貰いました!(笑)