先日、地域団体の総会で
大手製薬会社の会長さんの挨拶の中に
「ビックマック指数」という
フレーズが出てきたので勉強してみました
ビックマック指数とは
世界中にあるマクドナルドで
ビックマックは、ほぼ同じ量、品質とされており
世界の経済を知る上で比較しやすいと言われています
2024年1月のビックマック指数では
1位 スイス 1,207円
2位 ノルウェー 1,056円
3位 ウルグアイ 1,041円
4位 ユーロ圏 867円
5位 スウェーデン 867円
7位 イギリス 844円
9位 アメリカ 841円
14位 オーストラリア 750円
18位 シンガポール 733円
31位 韓国 607円
37位 タイ 559円
43位 中国 513円
45位 日本 450円
47位 香港 435円
55位 台湾 353円
日本は45位の450円となっております。
では、2000年の順位はどうだったのか?!
2020年1月のビックマック指数では
1位 イスラエル 380円
2位 スイス 368円
3位 デンマーク 326円
4位 イギリス 318円
5位 日本 294円
6位 スウェーデン 288円
7位 韓国 287円
10位 ユーロ圏 252円
11位 台湾 242円
12位 アメリカ 237円
15位 シンガポール 200円
19位 オーストラリア 163円
20位 タイ 153円
24位 香港 139円
27位 中国 127円
当時、日本は5位の294円でした。
この数字を見る上でまず気になるのは
ビックマックの価格が世界中で値上がりしている点です
日本でも2000年には294円だったビックマックが
2024年には450円に153%
これは日本だけではなく
世界的に原材料や賃金、公共サービスなどのコストが
上がっていることを示しています。
もう1点は
日本の順位が5位から45位まで低下してしまったこと
順位が低い国の通貨は
本来の購買力よりも過小評価されているということになります
アメリカでビックマックを1個買うためには
日本で買うよりも約2倍も支払わなければならない。
という現状は、
円がドルに対してかなり過小評価されていることを示しています。
日本がアメリカでも同じ指数になる為には
1ドル=80円
まで円高が進む必要があり
現在の為替(2024年5月)は1ドル=157円
2000年の為替が1ドル=109.8円
だったことを考えると
142%増しており
ビックマック指数と同様に
この20年間で円がかなり弱くなったことを示していました
経済を知る上で、
ビックマックの価格で勉強することができるのは
身近に感じることができ
わかりやすい指数だなっととても勉強になりました