箱根を訪れるなら、絶対に外せない場所、それが大涌谷です。
単なる観光地ではなく、活火山である箱根山のダイナミックな活動を肌で感じられる、地球のパワーが凝縮した場所なのです。
(友人談)
ってことで、神奈川旅行に参ります。
平日の金曜日に大涌谷に向かい出発します。
大涌谷は、約3000年前の水蒸気爆発によってできた、箱根火山最後の爆裂火口跡。ロープウェイで谷の上を渡る際、眼下に広がる荒涼とした風景はまさに圧巻だそうですが
今回は車で向かいます。
大涌谷到着は11時ちょっと前でしたが
駐車場への入り口までに車が10台以上の列をなしていました。
休日はこれ以上並ぶと考えると、ぞっとします。
駐車場代は、平日2時間500円でしたので、この時間内でいろいろ回っていきます。
車を停めて外に出ると、匂いがします。
至る所から白い噴煙が勢いよく立ち昇り、辺り一面に硫黄の匂いが立ち込めます。
この白い噴煙の風景は「地獄谷」と呼ばれていましたが、明治時代に「大涌谷」に改名されました。
荒々しい自然の姿を見ていると、地球は生きているのだと実感します。
なんか心にくるものがあります。息をのむというか、ぐわっと来るような光景です。
若干曇っていましたが、反対側には富士山を望むことができました。
大涌谷と富士山のコントラストが、まさに絶景です。
●7年寿命が延びる!?黒たまごの秘密
大涌谷の名物といえば、やはり「黒たまご」です。
「1個食べると7年寿命が延びる」という言い伝えは有名です。
これは平安時代に弘法大師がこの地に作ったとされる「延命地蔵尊」の伝説と、縁起の良い数字とされる「7」が結びついて広まったとかなんとか。
科学的根拠はありませんが、特別感を高めてくれる楽しいおまじないですね。
しかし、美味しさには科学的な裏付けがあるみたいです。
地熱と火山ガスを利用した約80度の温泉池で茹でられる際、温泉の成分(鉄分)が卵の殻に付着し、硫化水素と反応して「硫化鉄(黒色)」となって殻が真っ黒になります。
普通のゆで卵と比べて、黄身の旨味成分が約20%もアップすることが研究で証明されているのらしいです。
ほんのり暖かい袋に入っているホカホカの黒たまごはうまかったです。
本当に真っ黒な殻、殻をむくと真っ白な卵。
うまみ20%のアップは、私の舌では感じられません。
4個入り500円でしたので、高級卵並みです。
次訪れることがあれば、また買うのには躊躇しそうな値段です。1回で十分です。
しかし、一度は食べておきたい。
話のタネに食べておきたい。
●たまごソフト!?
珍しい名称につられて購入決定です。
見た目はミルクタイプだと思いましたが、シャリシャリタイプでした。
ミルク感ある方が好きな私には響きません。
卵感もあまり感じません。
若干のカスタード風味を感じる程度でした。
私の舌が、あんまりよろしくないのでしょう。
探検路?的なものもあったのですが、事前予約制でした。
今回はいけませんでしたが
なくても十分なほど、大涌谷は堪能できた感じがあります。