ある日、妻が眺めているネット通販をのぞき込み、私は目を見張った。セレクトショップの最前列にあるはずのブランドたちが、こともあろうに1000円以下で売られていたからだ。
今、世界中の株式市場とアパレル産業を翻弄している「謎の巨人・SHEIN(シーイン)」。
彼らはなぜ、ロンドンでの上場を断念し、香港へと向かわざるを得なかったのか。そこには、強制労働や政治問題といった表面的な理由だけではない、アパレル経営の「急所」とも言える決定的な理由が隠されている。
キーワードは、「在庫のババを、最後は誰が引くのか」。
「4000億円」という華やかな売上の数字に隠された、リスクの押し付け合いと、厳しい国際会計基準が突きつけた「踏み絵」。情報の洪水の中で、私たちが持つべき「批判思考(クリティカル・シンキング)」とは何か。
アパレル産業の不都合な真実と、その裏側に潜む構造的な欠陥を鋭く考察する。
【ダイヤモンド・リテイルメディア 寄稿記事】
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