震災から28年経ち | TAC-blog

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震災から28年経ちました。

当時の僕は21歳。

音楽を始めてすぐの頃でした。


大きな音が先に聞こえてきて、

この世が終わるのか?と思ったのも束の間、

揺れが来ました。


屋外へ避難する余裕などは全くと言っていいほどなく、

身をかがめるのがやっと…

という感じでした。


今の日本では普通かも知れませんが、

その日から家の中で背の高いものは全て固定してあり、基本荷崩れするような場所はありません。

マジです。それがリアルです。

それほどその後の人生に大きな影響がありました。


地震から一週間が経った頃、友人の家で一週間ぶりのシャワーを浴びて、

当たり前のことの尊さを知り、まだ若いのに「普通のことがありがたいなぁ。」としばらくの間、口ぐせのように言っていたのを思い出します。


その年の夏。

震災後の神戸で歌う若いアカペラグループに、

CASHBOXのオーナーさんが声をかけてくださり、

神戸だけでなくいろんな街で出会った人とのご縁にふれ、長い年月が経った今年もうたが歌えることを心から嬉しく思います。


全てではないですが、これが僕が振り返る28年です。

いろんな28年があると思うけど、幸せだったらいいな。