音を楽しむ | TAC-blog

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「音楽は、音を楽しむ」と書きます。

 
小学校だったか、中学だったか、
以前からよく聞く
当たり前のように使われて来た言葉です。
 
僕の「音を楽しむ」は、電車の中にあります。
そうです。ヘッドホン(イヤホン)の中です。
 
僕が小学校の高学年の頃、
SONYからWALKMANが発売されました。
当時の小学生には、すごくすごく高価なものだったので、
とても買えません。
そこで、それを真似て、お下がりの記録用のテープレコーダーにヘッドホンをさして
初めて音楽を聴きいてみたのでした。
 
再生ボタンをポチリッ。「カシャッ、サーーー」
すると、
頭の中にコンサートホールができたような感じ。
 
大好きな歌い手がすぐ前にいるようで、
色んな楽器に包まれてるような、
経験したことのない空間が広がり…人生がアップグレードされたような感覚(°_°)
新しい扉が開かれた瞬間でした。
 
とても夢中になってカセットテープが擦り切れるほど聴きまくり、
そこからは感動のオンパレードだった気がします。
 
 
当時テレビはモノラルの時代。
たしか家にはレコードもありましたが、
家族が多いので小さな僕は、
なかなか好きなものは自由に聴けない環境だったこともあり、
初めて自分の好きな音楽を好きな音量で聴けることが
とてもとても嬉しかったのです。
 
歌うことは、小さな頃からもちろん大好きだったし、
小学生ながら歌うことへのプライドや劣等感なども、
すでに持っていたのを記憶してますが(^^;;
ヘッドホンからの音楽は、自分の中に初めてのプライベート空間を作ってくれた気がして、
本当に「音楽を聴くこと」が大好きになりました。
そこから先の人生のいろんな場面で、大好きな曲たちが力をくれました。
 
話はそんな子供時代から、現在に戻りまして… 
 
最近は電車の中。
僕は人と距離が近いことがと〜〜〜っても苦手なので、
何か事務的な仕事がないかぎりは、
目線をぼんやり遠くの景色にやり、
お気に入りのイヤホンで音楽をシャッフル再生にして聴きます。
 
何の曲が入っているか忘れるくらい
すごくたくさんの曲が入っているので、
一曲一曲を先入観なく聴くことができ、とても新鮮。
かつ、色んな曲の新たな一面を垣間見ることができます。
 
…ずいぶん長い文書になったな(・_・;
 
そして
ここでやっと本題。
 
「音を楽しむ」について
 
提案というか僕が、伝えたかったことは、
「自分が好きだと思える、良いヘッドホンやスピーカーで音楽を聴くと、より音楽を楽しめるよ。」
ということです。
 
もちろん「良い」とは「高い」という意味ではなく、
自分がいい音だなと思うものでいいんです。
 
 
現在はスマホ本体や、簡易的なスピーカーで音楽を楽しむ方が多い中、
そんな環境でも、いい曲は本当に楽しめますし、
もちろん感動もたくさんあります。
 
でもその先に、ちゃんと耳を傾けて聴くと
楽器ひとつひとつの音色や、
歌い手の息づかい、聴こえてなかった音たちが、聴こえてきます。
音源の中に、とてもたくさんの感動や発見が隠れているんです。
 
そして、その音を作っている人は、
演奏者、エンジニア、楽器を作っている人に至るまで、
きっとその「音を楽しむこと」を大切にしていたり、
そのために途方もない時間をかけていたりするんです。
…あくまでも人それぞれなので、想像でしかありませんが…
 
なので、僕はそれらを感じ、楽しめる環境をとても幸福なことだと思ってます。
それはライブでも、もちろんそうです(^_^)
 
 
 
軽く書くつもりが長くなってしまったなぁ(^_^;)
もう少し短く簡潔に書けないものか…
長いけど熱く語ってるわけではないので、あしからず〜。
 
とにかくこんな楽しみ方もあります〜ってお話です(^^)
 
そうそう、
先日「ボヘミアン・ラプソディー」レイトショーで観てきました。
良かった〜ぁ!
観てたら一瞬で終わったのですが、意外と時間は長く終電ギリギリでした〜。
 
ということで、一年に何度か来る「音楽っていいなぁ」の時間でした(笑)
また明日から初心にかえり頑張りたいなぁーと思ってます!