恐怖!台風が来た夏の夜の別に何もなかった話・・・ | 父さん、ネジ食ってますか?

恐怖!台風が来た夏の夜の別に何もなかった話・・・

台風11号、関東上陸の恐れ

 強い台風11号は26日未明、東京都や神奈川県などの一部を暴風域に巻き込みながら、伊豆大島付近の海上を時速約25キロで北東に進んだ。
 11号は、関東地方を直撃した後、首都圏を縦断し、26日午後までに茨城県から福島県にかけての太平洋沿岸で再び海上に出る見通し。東京など首都圏の海沿いの地域では、26日朝まで強い雨に対する警戒が必要だ。
 台風の接近に伴い、関東や東海地方で激しい風雨に見舞われるところが出ており、伊豆大島では25日午後11時40分、最大瞬間風速57・0メートルの暴風を観測した。
 また、神奈川県西部の箱根町では、25日夜になって、時間雨量で60ミリを超える記録的な豪雨が続いた。25日午前0時からの24時間雨量は約530ミリに達し、土砂災害が起きる危険が高い状態となっている。
 気象庁の観測によると、26日午前0時現在、11号の中心気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40メートル。中心の南東側110キロ以内と北西側70キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いている。この台風の影響で、空の便に欠航が相次いだのを始め、JR東海道新幹線にも遅れが出た。
(読売新聞) - 8月26日1時29分更新


朝寝て、夜起きたら外はビュービューじゃないですか。

これは部屋に篭っていても仕方がないということで、台風の現場に行って見ることにしました。

雨がとても強いので、いつものようにシルクハットに燕尾服という正装をしていても意味がありませんので、誰が買ったのか忘却のかなたにある短パンと誰かの忘れ形見のジャージだけ羽織って外を観察していきました。

私の住んでいるところは郊外のベッドタウンでありますので、流石に深夜の2時ともなると国道を走る暴走トラック以外に人影は見当たらなくなります。

その上、もう皆眠ってしまっているのでしょうね。どこもかしこもお化けや宇宙人の襲来が怖くないのか窓から見える蛍光灯の明かりすらもまるでありません。

暗くてどうしようもないので持ってきた自転車用のライトをつけて雨の中を歩きます。

目的地もなくさまよっていても何ですので、夜の公園へと赴いてみました。

夏、そして夜。この二つの条件が揃った公園で何が行われているのかは想像に難しくはありません。

そうサバトです。

夏は若者のリビドーが開放される恐ろしい季節なのです。

しかしそのパッションも昼のお日様が照りつける中では回りの景色が見えてしまうので、理性が本能を押さえつけてしまいます。

ですが回りが見えづらくなる夜となると話は別です。夜の暗闇は人間の動物としての本性をさらけ出してくれます。激しい夏の夜、寝静まり誰も邪魔をするものがいなくなった公園。そこは都会に生み出されたエアポケット。いったい公園ではどのようなセメントマッチが繰り広げられているのかと考えるだけで、恥ずかしながら私は年甲斐もなく胸がドキドキしてしまいます。

いい加減、雨に打たれるのにも慣れたころ私は公園に到着しました。

遠くでは何か事故起きたのか、救急車のサイレンが静かな住宅街に木霊しております。

丑三つ時を過ぎた公園は外灯も消されているため不気味なほどの暗闇に覆われておりました。

あまり強くない自転車用のライトの明かり程度ではっきりと照らされるくらいの暗さでありました。

そのライトを頼りに公園に入りますと地面にはこの雨の為に小さな川が行く筋も出来上がっていました。

外灯、ベンチ、ブランコ、そしてジャングルジムと見て回ったのですが、残念なことにこの公園には夏の夜に繰り広げられるサバトの狂態の残り香すらも感じ取ることは出来ませんでした。

でも何故か、雨にうたれてふにゃふにゃになった分厚い地図帳と水を吸い込みまくった小さなクッションが落ちていたりしました。

もういい加減台風の中を歩くのにも飽きてきたので帰ろうとしたところ、ふと私は気がついたのです。

もしかして自分は今、夏の怪談話に出てきそうなシチュエーションにいるのではないのか?

そして自分は何か見てはならないものをみてしまい、そのせいで霊にとりつかれて殺されたりしてしまうのではないのか?


( ・ω・) なんてことはまったくなく、雨も台風とかいってるくせにまだ上陸してないから思ったより弱くてがっかりして帰りました。職質されてたら身分証ない上に傘もさしてないんでお持ち帰りされてたかもしれなかったですけどね。


今日食べたもの:小麦粉を練って焼いた何か。

今日の体重79kg