昨年8月に脳梗塞で入院した父、

幸い軽い症状で翌9月には系列のリハビリ施設へと転院病院

 

11月には帰省して父のお見舞いへ行き、その後11月末に無事退院しました。

私が帰省した際に父・母・私・ソーシャルワーカー・リハビリ担当者の5人で退院日を決めました。

 

お見舞い時の印象では歩行や会話の速度がかなりスローになった印象はありましたが大きく心配する感じでもなく。

 

実家は田舎にありますので車社会車

 

買い物や公共施設等へ行くにも車が欠かせません。

一応バスが走ってはいますがほぼ乗り継ぎが必要でありそもそも本数が少ない。

 

 

父の外出先といえば

実家(墓参り)

元勤務先(退職して随分年月が経過していますが小さな会社のため今でも交流がある)

病院(心臓に軽い疾患アリ)

酒屋(大好きな焼酎を買うためのディスカウントストア)

スーパー(たまに母の買い物の足となる)

くらい。

とはいえ、いずれも公共交通機関を使うとなれば時間・料金ともに相当かかる。

それこそタクシーという手段もありますが迎車したくても台数が足りないので断られる。前日までの電話予約のみ。乗り場にもタクシーがいない。そもそも乗り場が近くにない。流しのタクシーなんぞ皆無。

 

 

リハビリ施設から退院した父は自動車学校(免許センターかも?)で簡単なチェックと口頭での問答を受けました。

その際、担当者からは「何の問題もないですね!」と言われたそうですが、持参した病院からの封書を確認した担当者はすぐさま・・・「ちょっと厳しいかもしれない」と渋い表情。

 

 

年が明け、2024年1月中旬、公安委員会?から免許取り消しの通知が届いたとのこと。

 

聴聞があり、指定された期日に参じて意見陳述をすることができるそうでしたが不幸にもその日は大雪雪だるま

事前に日程変更をお願いすれば良いのでしょうがそういうことはできない気弱な父。あ、夫もできないタイプ。

 

結局、聴聞へは行かず、来週月曜日(3月11日)に免許取り消しの手続き?に行くことになりました。

 

 

父としては脳梗塞になる前月末に免許更新をし、今後も乗る気満々だったため相当不本意な様子です。

 

父曰はく、下手に歩いたりするよりも運転している方が手足の動作も少なく、座っていられるので簡単だそうで。←本当はそういうのが一番怖いんだけど

 

 

免許更新をしたのが77歳の誕生日、

次の更新は80歳の誕生日の予定でした。

 

父は今回の更新を最後とし、

80歳というちょうど節目の年に返納しようと考えていたのだそうです。

 

 

免許更新から一ヶ月も経たないうちに脳梗塞となり、

体の自由もあまり効かなくなり、

あれよあれよという間に免許取消しもされ、

自身が描いていた計画とは大きく異なる未来となりました。

 

 

入院中に車の任意保険が切れてしまい、

母はそういうの一切分からない。私も何も聞いていないのでノータッチでした。

退院後すぐさまタクシーでJAへ赴いて保険の更新手続きをした父。

 

 

聞いている私もなんとも言えない気持ちになりますが、正直、娘としてはホッとした部分もあり。

とはいえ、父のモチベーション(車を運転しての外出や仲間との交流)が奪われてしまったことへの不安もあります。

 

 

免許取り消し後、3年以内であれば適性試験に合格すれば免許の再取得が可能らしく、父は1年後に適性試験を受けて(技能・実技試験は免除)再び免許取得をする気満々。

・・・オイオイタラーってな感じですが、今それが再び父のモチベーションにもなっているので何も言いません。

 

 

 

数日前、父から電話がかかってきた時、

来週免許の取り消し手続きに行くこと、

今後車をどうすべきか(母は免許持っていない、免許がなくなる父も車を所有している意味がない)などの話をしました。

 

 

今年の10月に車検が切れる父の車、

購入した車屋さんに買い取りをお願いすることも考えましたが

元勤務先の社長(今は社長職を退いて会長)が引き取る(買い取る)と言ってくれているそうで。

 

車がなくなってしまうと父が困るだろうからと代わりにシニアカーをプレゼントしようと言ってくれているそうです。

ありがたい話ですが最高速度6キロ(ほぼ歩行レベル)では父が行きたい場所へは到底行けません笑い

ってか、シニアカーに乗る父なんぞ想像できないアセアセ

 

 

おそらく会長は一旦父から車を買い取ったカタチとし、

再び父が免許を再取得できたあかつきにはその車を父にお祝いとしてプレゼント(返す)するつもりなんだと思います。

 

 

 

そう簡単に帰省もできず、もどかしい部分も多々ありますが父に良くしてくださる人がいて感謝しかありません。

 

とはいえ、同居中の母(父の妻ね(笑))との不仲は相変わらずでお互いに相当なストレスが溜まっている様子で心配でたまりませんが、これはもう離れていてラッキーだと思っておくことにします。