今日は家に帰ると何やら人が集まっています。


「何かあるの?」と父親に聞くと

「今日はファンドレーシングがあるんだ」


ファンドレーシング

先輩隊員から聞いたり、街中で見かけたりしましたが

簡単に言えば、お金集め。

ラッキーナンバーといって、番号が書かれたカードを1枚25セントで買い

その名の通り、ラッキーな人が商品をもらえるというもの。

もう1つはビンゴゲーム

ルールは横、縦、斜め揃うのとは別に4角が揃うとビンゴというもの。


今日は隣の家の人がお金を集めたいらしく

もちろんサカオも5ドルで提供。

アイスチェストの中にはボトルのサカオがたくさん入っています。

我が家は場所を提供。


のりぴょんのブログ-ファンドレーシング


ラッキーランバーの商品は

バナナやコプラ、パンの実。

1人がすべてもらえます。


私も1ドル分、カードを買いましたが

残念ながら当たりませんでした。


のりぴょんのブログ-ファンドレーシング2


これはビンゴの写真。

だいたい6枚のカードを同時に使います。


もちろん数字はポンペイ語なので

6枚もあったらどこにあるのか探すのが大変です。

現地語で数字を聞くことはできますが

番号を呼ぶのが10秒毎くらいなので

とてもじゃないけど参加できません。


ポンペイの特に女性の方に人気があります。


のりぴょんのブログ-ファンドレーシング3


このファンドレーシングのシステム

ポンペイではよく見かけられ

「おばあちゃんの体の具合が悪いためフィリピンまでの渡航費用」

「車を買いたい」

「家を改築したい」

と、様々な理由がありますが

みんなその時に集いサカオを飲みながら資金集めに協力します。


ちなみにこの日はサカオ、ラッキーナンバー、ビンゴの売上が約300ドルでした。

日本には親と一緒に暮らしていない子がどのくらい、いるのでしょうか。


ここポンペイでは働くため、大学に行くためなど様々な理由で

親がアメリカや海外に行き

子どもは親の親

つまりおばあちゃんやおじいちゃんに預けられて育つ

という家庭が多く見られます。


それだから子どもに何かしらの悪影響がある

ということは全くというほどなく

おばあちゃん、おじいちゃんも自分の子どものように

また、子どももおばあちゃんだけど、お母さんと呼ぶように

日々を過ごしているのです。


私のステイ先のラバーニも

1歳の誕生日にアメリカからポンペイに来て7年間過ごしてきた。

その間、1度アメリカに住む両親に会ったようだが

普段の生活のなかで私のステイ先の母親(おばあちゃん)をお母さんと考えているようであった。


のりぴょんのブログ-ラバーニ


そんな中、アメリカに住むラバーニの両親が

「彼女をアメリカに連れていきたい」という話があったのが4月頃。

とりあえず向こうに行って

もし慣れないようならすぐにポンペイに戻ってくるということでした。


今日はもしかすると

ラバーニと最後の日

家族みんなで写真を撮りました。


のりぴょんのブログ-ラバーニ2


ポンペイ→グアム→ホノルル→ヒューストンという長フライト


出発は深夜1時半。


家族で見送りに行きました。


向こうへのお土産はクーラーボックスいっぱいに魚を詰めたもの。

検疫所で手数料を払います。


のりぴょんのブログ-ラバーニ3


ポンペイから良く見られる光景

クーラーボックスの荷物預け

この中には魚だったりサカオだったりイモだったりと

すべてローカルのものです。


そして帰りにはその中に冷凍肉をぎっしり詰めて持って帰ってくるのです。


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最後に妹のジュビアンとラバーニ

いつもは口厳しく接していたお姉さんもやっぱり寂しい様子。


のりぴょんのブログ-ラバーニ5


ポンペイでは優秀な3年生だったラバーニ。

向こうの転入試験の結果

もう1度3年生に編入するそうです。


先日の電話では英語をしゃべり

ポンペイ語を忘れてしまったのか?とステイ先のお母さんは笑いながら怒っていました。


今度会うときはポンペイ語じゃなくて英語でかな?
ラバーニ

またね!



今日はPICS(Pohnpei Island Central High School)の卒業式。


ポンペイ1の大きな公立高校の卒業式。


やはりアメリカみないな衣装をつけています。

高校の競技場が卒業式会場。


みんな黄色の衣装を身につけていました。


のりぴょんのブログ-PICS


近所のJくんも晴れて卒業。


のりぴょんのブログ-PICS2


ポンペイでは高校卒業後

COM(College of Micronesia)の短期大学に進学する子が多いです。

なぜなら、大学まで無料で行ける。

さらに授業料やテキスト代などすべて無料なのです。

ちなみにこれはアメリカからミクロネシアに対して支払われている

コンパクトマネー(資金援助)によるもの。


このコンパクトマネー、いずれは無くなると言われているが、はたして…



勉強不足なので、あまりは書けませんが

沖縄とミクロネシア

ともにアメリカとの関わり合いがあるなかで共通しているのも多いのではないのでしょうか?