ヤップ上陸1日目
この日はヤップ隊員のNさんに案内してもらいました。
ヤップは公共施設以外は土地などすべて個人のものなので、普通に歩いていてもそこは個人私有地。
そして、不法侵入としてヤップ人に袋叩きにあうらしい。
なぜなら、昔からヤップはカースト制度みたいな身分制度が残っているから。
ある3つの村が1番権力があり、離島の人は低俗に見られがち。
職場でも差別的なことが今でも残っているらしい。
そこで、私たち外国人が歩くときに必要なものがこれ!!
葉っぱを持つことで「敵意はありません。自由に通らせてください」
という意味があるようです。
その他、ヤップ人が大好きなビートルナッツを入れたカバンを片手に持つことも同様な意味があるそうです。
歩くこと約20分。
ヤップ観光の1つとして有名なストーンマネー
これは昔、ヤップ人がお隣のパラオから石をもってきたもの。
なのでヤップで作られたものではありません。
大きなものから小さなものまで全て手作りなので形がそれぞれ違います。
そこで、質問!!
現在もこのストーンマネーは使われているのでしょうか?
正解は「NO」
マネーと名前があるが貨幣として現在は使われません。
というか、かなり重いので運べません。
また、大きいからといって価値があるのではなく、パラオからどのようにして運ばれたのか。
どういった苦労があったのかによって価値が変わるようです。
なので、途中ものすごい嵐の中、持ってきたり、運ぶために何名の人が亡くなった等、いろいろあるようです。
ちなみに全て伝承によるものです。
しかし、使えなくても価値はかなりあるようです。
続いての質問!
この出っ張った石はどのように使うのでしょう?
昔、その地区の偉い人が会議をするときに座っていたようです。
にしても、ある場所では5mぐらい離れた石が10個くらいあり、端から端の人は会話がしにくいんじゃ?
と思ってしまいました。
その名の通り、昔は例外を除いて男の人しか入れません。
その例外とは
ある少年が大人になるため
要するにロストバージンをするときに女性が入ったようです。
その他、ある美人の女性がまたまた、男性の相手をするため。
ちなみにその頃の女性は畑仕事や家事などが主。
男性の相手をするためにメンズハウスに入るのはごく限られた人だけ。
建物の中はとても涼しく快適です。
このように一切金具を使っていないでココナッツ、竹など自然のものだけで造られています。
今回は隊員がその地域の人に知り合いがいるから入れました。
普段は知り合いがいないとやはり簡単には入ってはいけないようです。